国内スタートアップ資金調達ランキング 3位はソフトバンクロボティクス、2位はSpiber、1位は?
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注目のコメント
国内で3桁億円の資金調達額を行うスタートアップが複数出てきた。
必ずしもそれがすべてを測る指標ではないが、よい傾向だと思う。
ちなみに、イスラエルでは上半期(2022.1~6)で100m$(120億円以上)をこえる調達は20件以上ある。
半年でスタートアップへの投資総額は、すでに1兆円は超える。
2020年~2021年いずれも1兆円をこえる。
イスラエルの場合は、Exitも72件、買収総額で1兆円を超え、資金循環が起こっている。日本では、どれだけ、資金循環しているのだろうか。以前、デジタルHDの鉢峰さんとお話する機会があったときに「何故ここまで調達をしなければならなかったのか」というご質問をいただいたことがありました。マークザッカーバーグの「広告費というのは、企業がつまらないサービスやプロダクトをつくったことに対する罰金である」という言葉を思い出しました。
調達額も「多ければ多いほうが良い」ということではないものの、「事業拡大に向けたチャレンジの権利をどれくらい与えられたか」という指標でもあります。
事業そして会社によって、必要とされるレベル感はバラバラです。例えばハードウェアやヘルスケアなどは、開発ロードマップが長いため開発資金を、テック系は広い顧客を取るためのマーケティング資金を確保していくことになるでしょうか。
それが最適であるか?は常に会社側に突きつけられた命題ですね。50億円超になってくると、グローバル展開、ハードウェアテックがメインストリーム。ここは海外資金も流れ込みづらく、日本の資金がメインになる。今後スタートアップ投資の全体のリターンを左右するのはこの分野で大きな成果が出せるか。
B2B系やEC系は数が多く、数十億円単位の調達数では引き続き一番多い分野だろう。それ以外では、ヘルスケアやフィンテックなどグローバルでも投資が多いコアインフラ業界は勝ち組を求めて資金が集まっていく。この傾向は当面の市場環境を前提とするとしばらくは変わらないかもしれない。