「面接官の履歴書」学生に提示――デジタルハリウッドが新たな採用スタイル導入 狙いは?
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現在就職活動を行なっていますが、日本の企業でも、人事部で面接を担当してくださる方の生い立ちなどの情報が書かれている記事を作成し、面接前にシェアしてくださったことがあります。
その企業では、「採用側が自己開示をすることで、学生側も自己開示をしやすくなる」という考えに基づいてこの取り組みを行っているようで、実際に自分が面接を受けた際にも、その効果は実感できました。
また、学生としては採用側の社員の方が、学生が同じ立場に立ってくれているという認識になるので、学生としても非常に好印象を抱きます。素を出せるという点で企業と学生のマッチング度合いが測りやすいので、採用活動において効率も良いのではないのでしょうか?いやいや。素晴らしいアトラクトおよびマーケティング戦略だと思いますけど、逆に言えばこれを「学生の側にたった素晴らしい取り組み」とするのはずいぶん早計で、デジタルハリウッド社の戦略にまんまとハマっていると思いますよ。
まず、情報の非対称性の解消と言っておきながら、面接官の履歴書には学歴の情報はないというのはずるいですね。学生には記載させるのに。で、前職は「広告代理店」としか書いておらず、これもずるいですねー自分が転職活動する時の履歴書ではちゃんと社名を書くはずなのに。ということで、別にこれは履歴書でもなんでもなく、履歴書風の「その人の良いところを嫌味なく宣伝するための資料」っていうことなんだと思います。
冒頭でも書いていますが、戦略としては素晴らしいと思いますよ。