しぼむチョコレート需要、インフレで消費行動に変化
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売り過ぎない、捨てさせない。
コレは、移動スーパーとくし丸のマニュアルに書かれている一文である。とくし丸の販売現場は、基本的に1:1だ。一方、スーパー、コンビニ、ドラッグSは、n:nの商売だといえる。分かりやすく言うと、顔の見える相対の販売か、顔の見えない複数:複数の関係かということだ。
売れればいい、のではなく、お客さんに喜んでもらえるかどうかを重要視している。なので、その日にたくさん売り付けても、3日後の訪問した時、当たり前だが売上は減少してしまう。ならば、売り過ぎない。そして売りすぎによって生じる廃棄をさせない。そうすることによって、大切なお客さんの消費を守ることに気を遣っている。
結果、それはお客さんとの信頼関係につながる。なので、息の長い商売関係が成立する。中には、もはや親戚のお兄ちゃんか、息子か孫かと勘違いするほどの関係性を築いている販売員の方もいる。
売れればいい、だけの時代はいつまでも続かない。だって、市場をどこまで求めて巨大拡大化していくつもりなのか? いや、それを目指してソレが実現して、さてその先はどこなのか?
足るを知る経営こそ、これからの、エスディーヂーズに必要な手法ではないだろうか?日本の話を聞いてるような施策展開。
価格を据え置いてパッケージのサイズを小さくすることに「シュリンクフレーション」と名前がついてるのは知らなかった。個包装は環境負荷が増える気がするが、売り上げ維持のためにはなりふり構ってられないのかな。
要はココアの需要を維持するための取り組みということなんだろう。
つくづく、SDGsは成長や維持ではなく、ゆるやかな退行を選択できるかどうかという話な気がしている。シュリンクフレーションなんて言葉があるんですね、日本ではステルス値上げと言ってますが。
アメリカではインフレの速度が早くステルス値上げで対応しようとしても、設備や生産計画を更新しても整う頃にはまた一段の内容量減をしなければならないようで、結局はフレキシブルに対応しやすい「容量変わらず、単価上昇」でやるしかないようですね。
日本だったらそれがやりやすいからステルス値上げばかりやっているようですが、私としては中身スカスカの食品を買うよりも値段を上げて従来通りの内容量の物が欲しいです。