レビュースコアの「アルゴリズム」はなぜ非公開なのか?
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この記事をざっくり言うと
・食べログの「アルゴリズム」に関する裁判が話題に
・レビュースコアの数値を計算するためのルールや手順がシステム上に設定
・GOOGLEの検索結果ランキングや、SNSのタイムラインなどにも言及
例えば「ランキング」というのは誰でも理解ができる一種のアルゴリズムといえるわけだが、それ以外の方法でのおすすめやレコメンドなどのスコアリングについては、明文化して説明するのがなかなか難しい代物だ。難解なアルゴリズムの計算方式を開示するよりも、統計的に優位なのか?や机上の精度指標による信頼度の開示のほうが意味があるのかもしれない。
注目のコメント
恣意的なロジックを隠すためにオープン化することによる乱用リスクという論点を利用しているという印象を受けることが多い。結局世の中のなんちゃらランキングなんて当てにならないものがほとんど。
アルゴリズムを公開することが難しいのは完璧なロジックを作ることは難しいからとも言える。公開しても悪用されないようなロジックを作れれば苦労はない。大勢の人が使えば機能する民主主義的ロジック(単純平均とか)も、局所的には悪用されたり、特定の個人の影響を受けやすくなる。スコア評価には大きく分けて、2つの観点があります。
1)ESG評価を実施する際、ICP(Internal Carbon Pricing)等の非財務指標を示しスコアを高めたいのであれば、アルゴリズムの可視化が必須。
2)FICOスコアに代表されるクレジットスコアのような信用情報と相関関係があるアルゴリズムは、明確に可視化されないことで、生活者の行動パターンが変化する可能性がある。
「評価する側」「評価される側」、どちら側に主体性があるかによってアルゴリズム公開・非公開の是非が問われると感じます。