フードテックとは何か? 宮城大 石川伸一教授に聞く「食」の最新技術動向とその可能性
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フードテックは、これまで安いコストで大量に画一的なものを提供する「大量生産方式」から、個人の趣味嗜好や流通段階でのデータが収集できるようになったことから、様々な領域での「食のパーソナライズ化」において発展してきています。
記事内では代替タンパク質を中心に言及されていますが、今後は人口爆発に備えたタンパク質の供給だけではなく、個人個人に合わせた食の最適化に向けて、あらゆるフードテックが参入してくるのではないかと思います。「フードテック」と一言でいっても実態は多様で、様々なキーワード(課題)に対するアプローチがあります。
<社会課題>
脱炭素、食糧危機、水危機、食品ロス、生物多様性 等
<信条>
動物愛護、宗教により食事制限がある方の食の多様化 等
<健康・栄養>
人々の健康意識の向上、疾病により食事制限がある方の食の多様化 等
<効率化>
食糧生産のコストダウン、味の最適化 等
どのような課題解決をメインに置いたものなのか、生産が増えるとどのようなトレードオフが生じそうなのかを、私たちも意識したうえで食生活に導入していきたいですね。味もそうですが、見た目やイメージも大事だと思います。
不味いわけではない、栄養価も高い、なのになぜ昆虫食がなかなか流行らないのか…理由は歴然ですね。
記事批判ではないですが、この記事に掲載されているような写真を見るとより「食べて大丈夫なんだろうか…」と思ってしまいます。
個人的には、「代替肉」や「培養肉」といった言葉ももうちょっと良い表現ないのかなー、と思うところ。
「栄養価が高い」や「環境に良い」だけを押し出しすぎるとプロダクトアウト的になってしまいます。
代替肉や培養肉の普及には、消費者に受け入れられるストーリー作りなど“ブランディング”が重要になってきますね。