うちはポテチ界の「負け犬」になっていた…湖池屋がプレミアム路線でヒット連発企業に生まれ変われたワケ
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注目のコメント
業界の構造で言うと、メーカーよりも流通の方が「偉い」。流通から追い立てられるように新商品を出し続け、じっくりと腰を据えた商品を出せていないメーカーが多いと思う。
でも、それって消費者不在なんですよね。メーカーは消費者を見るのではなく、流通の決済者を見ている。これだと良い商品は創れませんね。
佐藤さんが行った改革「バックトゥザベーシック」のうちの一番大きなものは、「消費者起点で考える」だったんだと思います。高付加価値品を作れる!という自信があるからこその戦略。
社員と企業の力を信じていたのですね。
自社商品に自信を持つことが社員にとって大切な誇り。
生み出す商品の価値を高めることはうちにも外にもファンを作るのですね。 学びます。製菓界隈って、振り返るとPBの低コスト戦略に本当に強く影響されてきた業界の1つなんですよ。一袋100円で売るために味の決め手になる調味料・シーズニングコスト上代がずっと低く固定されてきた。開発もその予算に見合う素材しか使えないので味のバラエティが広げられなかったし、本物の素材の代わりに香料・調味料・甘味料で人工的に再現する世界になってしまった。最近ようやく少しそこに風穴が空いて、昔にはなかったようなバラエティが広がり始めていて、本当に良い傾向だと思ってます。
アボカドのスナックも、ほとんど皆さん見ることないでしょう?その原因の一つは予算の問題なんですよ、実は。良い素材使ってきちんと味を出そうとすれば、従来のシーズニングコストの3-5倍許容しないといけない。今まではそれに見合った市場末端価格の設定ができなかったわけです。
最近はようやく上代設定が柔軟になり始めて、トリュフもイセエビもパーツとして使用され始めてきた。たまに見かけるポルチーニなんて、昔の許容原価の7倍もする素材ですからね。着実に広がりを見せてますし、原料屋としては今まで検討してもらえなかった素材も検討してもらえる機会が増えてる。まだまだ予算は厳しいですが、それでも進化の余地は十分に残されてます。結構原料界隈では、ワクワクできる状況なんですよ、今(^^)