日本企業のDX「現在地」とは? 調査が示す成功のカギ「7つ」を解説
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これを見ると日本企業におけるDXの認知はまだ低迷しており、DXへの取り組みと狙いの回答において、「既存のビジネスにおけるコスト削減とオペレーションの効率化」が多いことからDXを単なるIT化やデジタル化だと捉えている層が多いと考えられます。
まず、ビジョンを描くことが大事なのではないかなと思います。DXが成功していると認識してる企業の割合、驚くほど高かったです。
これ、本当でしょうか?
日本経済の根本的な理由は、ビジネスに取り組む考え方がまずコストダウンに重点を置き、イノベーションによる付加価値を高める方向にいかないことにあります。付加価値があげられないから給与だって上がらない。アメリカの先端企業はその辺りがうまいですよね。
そう言う意味で、「成功している」というのはなにを以て成功しているといえるのかを、もう一度考えるべきです。それはP/Lにどう貢献したのか?売上は上がったのか?利益は改善したのか?少なくともこれらにつながる指標にどのように貢献したのか?
その発想で取り組まない限り、DXの取り組みは自己満足でしかありません。この手の調査でよく見かけるのが、過去「XX技術(アプローチ)」等での成功事例として挙がっている企業が新たな「YY技術(アプローチ)」の成功事例として再び登場するということです。前向きに取り組んでおられる企業は、様々なものを取り入れて成功を積み上げているということかもしれません。
その点で、DXという側面だけで見るだけでは不十分かもしれません。また、新たな価値の創出はそう簡単に実現できるものではないと思うので、「効果が出ない」のは当たり前のような気がします。「効果が出なくても」粘り強く取り組むことこそが大事なのではないでしょうか。失敗の責任だけを追及する組織だと最悪ですね。