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中ロ軍艦艇が接続水域航行 尖閣周辺、中国は4年ぶり

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    中ロ軍事協力は、これまでも、ロシアの都合によって強化されてきました。中国は一貫してロシアとの軍事協力を求め、ロシアが自ら必要になったときに中国との軍事協力の段階を上げるということを繰り返してきたのです。
    「平和使命2005」中ロ合同演習に先立つ2005年7月1日、ロシアを訪問中の胡錦濤主席(当時)とプーチン大統領は、『21世紀の国際秩序に関する中ロ共同声明』に署名しました 。中ロ両国は2005年当時から、欧米主導の秩序を否定し、新たな国際秩序を構築するための協力を始めていたのです。
    しかし、当時、ロシアはさほど積極的であったようには見受けられません。「平和使命2005」に参加した兵力は1万名に達しますが、ロシア側からの参加は1800名に止まり、両国の同演習に対する積極性の非対称性を示しています。
    ロシアの態度が変わるのは、プーチン大統領がウクライナのクリミアを併合し、国際社会の非難を浴びた2014年です。2014年5月に実施された「海上聯合」中ロ海軍合同演習の開幕式に、中ロ首脳会談のために上海を訪れていたプーチン大統領が習近平主席とともに参加し、演習に参加する将兵を激励したのです。開幕式前日に行われた中ロ首脳会談では、両首脳が「全面的戦略的協力パートナーシップの新段階に関する共同声明」に署名しています。
    さらに、2015年になると中ロ両国は軍事的な米国およびNATOへの対抗姿勢を露わにしています。中ロ両国は故意にNATOの勢力範囲の海域で「海上聯合2015」を実施したのです。「海上聯合2015」は2つの段階に分けて実施され、最初の段階はロシアの黒海沿岸部で、第2段階は日本海で実施されました。
    そして、プーチン大統領がウクライナ侵略を開始した2022年、中ロの戦略的協力はこれまでになく強まっているように見えます。ただ、米国の一極支配を崩し、欧米の秩序を覆して以降、どのような世界秩序を求めるのか、中国とロシアは一致していないようです。戦略的協力というのは、共同作戦を行う戦術レベルの協力ではなく、国際世論形成のために協力して軍事力を用いた戦略的コミュニケーションを行う、日本等の米国の同盟国やパートナー国に軍事的圧力をかけるといった内容が主になります。今後、共同作戦が行えるような強力になるのかどうか注視が必要です。


注目のコメント

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    キヤノングローバル戦略研究所 主任研究員

    中国軍フリゲート艦とロシア海軍艦艇がほぼ同時に尖閣諸島の日本の接続水域を航行しました。最近、両軍による日本周辺での軍事行動が活発になっており注意が必要です。2018年ごろから両軍による圧力が強まっており、19年7月には両軍の爆撃機が共同で竹島と尖閣に領空侵犯する動きをみせています。


  • 上場メーカー社員 係長

    単純に怖い状況。エスカレーションしても全くおかしくない。
    政府の弱腰を批判するだけじゃなくて、日本の国防のあり方を問うような世論がもっと高まってほしい。
    外交や話し合いで解決しろというのかな


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