私たちの給与は何故増えない?
MONEY TIMES
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注目のコメント
答え:完全雇用を達成していないから。
これだけ数字を上げて色々と検証しているのに、物価、失業率、有効求人倍率、完全雇用等に言及がないのは、残念です。
経済全体としては、完全雇用を達成して人手不足になり、人材の「奪い合い」が起こって、はじめて(全体の)給与が上がっていきます。よって、給与が上がらないのは、その完全雇用を達成していないからです。
ちなみに、給与は他の物価よりも遅れて上がっていきます。このため、他の物価(原材料や設備等)よりも、その時点において「割安」である労働力を利用して事業をおこなうようになります。
ですので、「安い仕事をより多くの安い労働力で賄」うことは、別に悪いことではありません。物価が継続して上がっていく限りは、結果として仕事が増えて、完全雇用を達成し、いずれは給与が増えるからです。
ちなみに、日銀がいくら金融緩和を頑張っても、GDPギャップがある限り、つまり財政出動でGDPギャップを埋めない限り、物価は上がりません。総需要よりも総供給のほうが多い、言い換えれば需要が少なければ物価は上がりませんので。
そして、需要が少なければ、供給力≒労働力を減らさざるを得ません。これでは給与が上がるわけがありません。
…ということも考慮のうえで、現役世代の方々には選挙で投票して欲しいものです。