【DE&Iの時代へ】もう、D&Iを「ウォッシュ」で語るのはやめよう
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Diversity, Equity & Inclusion
実は今年度からチーフレジデントを務めています。
藤田総診の専攻医 約40名のアニキ役は、自分には荷が重いと思いつつも、同期2人と力を合わせながらなんとかやっています。
そんな僕たちチーフレジデント3人の最初の仕事が、新専攻医オリエンテーションでの"Diversity Equity & Inclusion"のレクチャーでした。
チーフレジデントがDEIについてレクチャーするなんて藤田総診だけだと思います。でも、僕たちのプログラムにとってはそれくらい大事な考えであると、チーフレジデントの3人の意見が一致し、時間をとってレクチャーをさせてもらいました。
藤田総診のコアバリューである7 Rulesの4つ目に、「楽しくなければ意味がない、誰もが働きやすい環境を作る。」というルールがあります。詳しい説明として、「人生のステージによって仕事に使える時間が異なることがある。頑張るタイミングが異なることがある。それをお互い認め合える職場環境とメンタリティを作っていく。」と続きます。これが藤田総診におけるDEIへの表明だと思っています。ボスがよく、不平等であることを認める(患者が5人しか見れない人も、15人見れる人も同じように扱う)、と言っているのは、まさに記事に書いてあるEquity, そしてDEIの考え方なのだと思います。
多様性は耳障りのいい言葉ですが、本当の意味で多様性がある集団でいることは、実はとても根気や気力がいることを、この2年間でひしひしと実感しています。それでも藤田総診が多様性のある集団であることにこだわり続け、そこにエネルギーを使っているのは、その大変さの先に多様であることでしか生まれない価値があると信じているからだと思います。
藤田総診はきっとこれから、もっと良いプログラムになっていくと思います。それを少しでも後押しできるよう、チーフレジデントとして1年間頑張ります!
【そんな藤田総診の見学の申し込みはこちらから・・・】
https://forms.gle/vGGAz72dknBtDbwN7
注目のコメント
あらゆる企業、組織、チームも多様性がすべて!と言っても過言でないと思います。
野球のピッチャーだって、右投手ばかり、速球派ばかり、揃えてもダメで左腕がいて技巧派がいて、打撃も長打・ホームランを打てるバッターからミートができるバッターもいて、はじめて強いチームができます。
サッカーのフォワードも2トップだったら違う個性の選手を選ぶし、ラグビーのロック、フランカー、センター、ウィングなど2人いるポジションには必ず違うタイプの選手を入れるものです。強いチームはみんなそう。
これがどうでしょう?日本企業になると、どうしても同質性の高い男子校になっちゃうんですよね。
DE&Iがなぜ大切かは、本記事と併せて4月に出版した拙著「SDGs時代を勝ち抜くESG財務戦略」にも詳しいです♪
https://www.amazon.co.jp/dp/4478114447/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_PFTKGR6SG3ENHYZX2Q3ZD&Iは概念として誰も反対しない総論賛成、しかし自分の目の前に来た時にたじろいでしまうようなテーマ。
ジェンダーのクォータ制のようなアファーマティブアクションは比較的進めやすい。
一方、ハンディキャップを持つ方との共生においては当社でも、
・車いすを利用する方の採用を、と見渡すとセキュリティカードのタッチの位置が高すぎる、エントランスがバリアフリーではない(館内のトイレはバリアフリーなのに)
・聴覚にハンディキャップを持つ方の採用を進めているが、社内のメッセージは動画シフトし字幕がなかったり。
受け入れる側に求められる変化を受容すること。
概念でなく、行動の変化だ。
そういうときに必ず思い出すのがSDGsの理念『誰一人取り残さない』「ダイバーシティ&インクルージョン」(D&I)という言葉自体は、企業だけでなく、社会全体としても重要な概念として認知されています。そういったなかで、各企業は「役員の女性登用率30%」「LGBTQへの理解醸成」など、様々な目標を掲げています。目標を置くのはとても重要だと思うのですが、それって、果たして「何のために」やるのでしょうか。
そんな問いを「ビジネス」という視点から、MPower Partners ゼネラル・パートナーの村上由美子さんと、インテグリティ代表取締役田中慎一さんに聞きました。
そこで出てきたのは「Equity(公平性)」という言葉です。「Equity」によって、よりアファーマティブに促進していく。その上で、CSR的な話で取り組むのではなく、市場も投資家も消費者も望んでいるからこそやる。企業は「Equity」を加えた「DE&I」を実装しなければ、村上さんの言葉を借りるなら「市場からの撤退」を余儀なくされます。
この記事も含む、特集「DE&Iの時代」では、各企業の取り組みも紹介しています。これらから未来の会社のあり方、行動指針の一助となると幸いです。