【DE&Iの時代へ】もう、D&Iを「ウォッシュ」で語るのはやめよう
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あらゆる企業、組織、チームも多様性がすべて!と言っても過言でないと思います。
野球のピッチャーだって、右投手ばかり、速球派ばかり、揃えてもダメで左腕がいて技巧派がいて、打撃も長打・ホームランを打てるバッターからミートができるバッターもいて、はじめて強いチームができます。
サッカーのフォワードも2トップだったら違う個性の選手を選ぶし、ラグビーのロック、フランカー、センター、ウィングなど2人いるポジションには必ず違うタイプの選手を入れるものです。強いチームはみんなそう。
これがどうでしょう?日本企業になると、どうしても同質性の高い男子校になっちゃうんですよね。
DE&Iがなぜ大切かは、本記事と併せて4月に出版した拙著「SDGs時代を勝ち抜くESG財務戦略」にも詳しいです♪
https://www.amazon.co.jp/dp/4478114447/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_PFTKGR6SG3ENHYZX2Q3ZD&Iは概念として誰も反対しない総論賛成、しかし自分の目の前に来た時にたじろいでしまうようなテーマ。
ジェンダーのクォータ制のようなアファーマティブアクションは比較的進めやすい。
一方、ハンディキャップを持つ方との共生においては当社でも、
・車いすを利用する方の採用を、と見渡すとセキュリティカードのタッチの位置が高すぎる、エントランスがバリアフリーではない(館内のトイレはバリアフリーなのに)
・聴覚にハンディキャップを持つ方の採用を進めているが、社内のメッセージは動画シフトし字幕がなかったり。
受け入れる側に求められる変化を受容すること。
概念でなく、行動の変化だ。
そういうときに必ず思い出すのがSDGsの理念『誰一人取り残さない』「ダイバーシティ&インクルージョン」(D&I)という言葉自体は、企業だけでなく、社会全体としても重要な概念として認知されています。そういったなかで、各企業は「役員の女性登用率30%」「LGBTQへの理解醸成」など、様々な目標を掲げています。目標を置くのはとても重要だと思うのですが、それって、果たして「何のために」やるのでしょうか。
そんな問いを「ビジネス」という視点から、MPower Partners ゼネラル・パートナーの村上由美子さんと、インテグリティ代表取締役田中慎一さんに聞きました。
そこで出てきたのは「Equity(公平性)」という言葉です。「Equity」によって、よりアファーマティブに促進していく。その上で、CSR的な話で取り組むのではなく、市場も投資家も消費者も望んでいるからこそやる。企業は「Equity」を加えた「DE&I」を実装しなければ、村上さんの言葉を借りるなら「市場からの撤退」を余儀なくされます。
この記事も含む、特集「DE&Iの時代」では、各企業の取り組みも紹介しています。これらから未来の会社のあり方、行動指針の一助となると幸いです。