JR東、不要な衣服を駅で回収 「一風堂」などのユニフォームに再生
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衣服にはボタンやファスナーなどの異物がついているほか、複数素材であったり、場合によっては繊維レベルで複数の種類の素材を混紡したものが当たり前のように使用されています。
素材としてリサイクルするためには丁寧な異物除去と素材ごとの分別が必要であり、そこまでするのであれば焼却したほうが早いということでリサイクルが進まない形となっています。
リユース不可能な衣服には「Umore」という分解装置を用いるとのことですが、分別する必要なく、燃焼を伴わないため発生ガスも少なく、低い環境負荷での処理が可能な装置とされています。比較的小型で必要な人員が少ないため導入もしやすいかもしれませんが、法人向けの不要衣類の回収サービスも存在しています。
分解跡、新たにアパレル製品に生まれ変わるとのことですが、装置提供者のプレスリリースに記載のある通り、分解後はセラミック質のパウダーとなり、「AddElm株式会社と協業した機能性繊維製品」にリサイクルするものと思われます。特殊な素材ですので、再度のリサイクルはまた同じ分解装置を通さないと難しいかもしれません。
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000008.000072947&g=prt
いずれにせよ、可能な限りリユースにまわしていくことが望ましいと思います。面白い取り組みですね。出勤前にいつも使う駅に出すことができ、生活の流れの中に動線があるので、取り組みやすさがありそうです。資源化はイメージできるのですが、スタッフユニフォームとしての再利用はどんな感じなのかまだ想像つかず。実証実験の結果を公開してほしい!
不要な服を回収して新しいブランドに生まれ変わらせる!というのはよく聞きますが、それをJR東日本とアパレルが組んで実施し、さらにさらにラーメンの一風堂のユニフォームに再生するというのが組み合わせの妙で驚きました。特に「一風堂」です。
駅員さんや清掃員さん、ニューデイズのスタッフなどJR東日本のグループ内にもユニフォーム着用されている方はたくさんいらっしゃると思うのですが(一部無人駅グランピング施設のスタッフユニフォームにと記載はありますが)どうしてラーメン屋さんだったのだろう!
面白い題名だったので、ついツッコミたくなってしまいました。