最大級の蓄電池工場建設へ 生産能力は原発5基分相当
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注目のコメント
電池生産キャパは5GW/年ではなく5GWh/年。出力と容量は別の話。
https://power-x.jp/ja/
原発1基は1GWとして年間8000時間稼働としたら、8000GWh/年。
年間ベースに引き直して比較したら、5基分、という話では無いと思います。
仮に出力5GWの出力(素人ですがそんなわけ無いと思います)だとしたら、原発5基相当出力を1時間継続できる、そんな容量の電池、ということだと思います。見出しが全く持って事実と違う。Ouchiさんがすでにコメントくださっている(有難うございます!)点で、単位が違うわけで…
いうなれば、時速(km/h)と距離(km、時速×時間)を同じに扱っている感じ…
原発はそもそも電気を貯めるものではない。原発の出力(GWとかkWとか)は、スピードで言うところの時速のようなもの。それに時間をかけたのがどれだけためられるかという容量(GWhとかkWhとか)で、距離のようなもの。
5GWhという規模感はどれくらいか。
最近の自動車メーカーや電池メーカーが発表している設備投資計画は、年産10GWh、設備投資金額1000億円スケール。なお10GWhというのは例えば50kWhの電池を搭載すると、年産20万台分の電池。その半分。
元々Power Xは1GWhの電池工場を100億円投資する計画を昨年時点で発表していた(①)。今年5月には40億円を調達した(②)。
でも5GWhは500億くらいはかかる。つまりもっと資金調達が必要か、JV形式が必要。社外取締役にNorthvolt(VWの電池パートナー)の創業者がいるのは気になっている。
あと、なぜ岡山県なのだろう?三菱自動車の水島製作所が近くにあるのは多少気になっている(でも三菱商事ではなく三井物産)。今治造船も出資しているが、だったら中国地方でも香川寄りではなく愛媛寄りの場所の方が近い。
色々よく分からない。
なお、年産5GWhで、国内最大になるのだろうか?パナの工場別のキャパシティが分からないが…あと本件は計画についての報道で、パナは3倍の生産能力に日米でではあるが3倍にする計画(現在日米合計で50GWh/年、③)。
①https://newspicks.com/news/6110484
②https://newspicks.com/news/7099019
③https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220602/2000061828.htmlPowerXの岡山バッテリー工場は、年産5GWhで日本最大級というのが電池業界の実態を示しています。
なぜバッテリーメーカーではないのか
なぜ5GWh(しか)生産しないのか
なぜ電池セルについての説明がないのか
世界的なギガファクトリー投資競争が、日系メーカーからすると時期尚早、または顧客・スポンサーがつかない博打だという認識で、中国資本になったAESCの茨城町しか目ぼしい電池工場建設の話を聞きません。現行三元系はコモディティと化してます。しかし全樹脂という次世代電池に分類される福井のAPBの工場も苦戦しているようで、また自動車メーカーは社内で次世代電池のパイロットラインを動かしてます。
ところで何で玉野市なのかというと地産地消の原則。原材料メーカーとの関係も有りますが、セルを搭載する船のドックが近いからなんでしょうね。
https://power-x.jp/ja/news/pdf/PowerX_jp_20220623_1.pdf