はじめてのシステム思考 #9 まとめ
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AmazonやUberで有名な因果ループ図は、コンサルツールとして使い始めるところが今更ながら増えそうな予感がしてます。システム思考は登場してから四半世紀近く経ち、フィードバックループ等は制御技術として最早素養レベルにもかかわらず。
なぜシステム思考がさほど普及しないかを考えたことが有りますが、ループ図の階層や視点の問題や着目する要素や現象を抽象化して共通理解をするのが難しいのではないかという結論に辿り着きました。
ループ図を書くということは、線形の因果関係では現象を表せない非線形要素を明示して、安定・拡大の操作をするためと言って良いでしょう。つまり非線形&拡大ループということは収穫逓増のメカニズムを発見・導入することで、ループを回せば儲かる仕組み、即ちシステムを思考することになります。
システム思考というと世の中の現象やケーススタディを分析的にループに置き換えるところから始めてしまいがちですが、拡大ループをどこに忍ばせるかというビジネス上肝心な点を徹底的に意識すべきなのかもしれません。
明示的に因果ループを使わなくても、儲かる仕組みとして記述することも出来ますが、アルゴリズムに落とす上でもシステム思考のリテラシーは有った方が良いでしょう。「学習する組織」にはまだシステム思考は定着していないのでDXとかジャーゴンが蔓延るんだと思います。「世界はシステムで動く」「学習する組織」、、
このあたりの本は大学生のときに読んでおきたかった。
遅くとも社会人になってすぐとか。
世界のシステムは簡単には変わらないけど、
個人のシステム(習慣)は自分で変えれるのが、
私たちにとっての唯一の希望にも思える。
変われない政治の構造、金持ちはより金持ちに、
脱出困難な貧困ループ、経済活動と環境破壊、、
問題なんていくらでもあるけど、
システム思考を学ぶと、個を責めることを止め、
小手先の手段では本質的には解決しないのが理解でき、
レバレッジポイントを探すようになる。