中国・上海の一部で再びロックダウン、2日間外出禁止など
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6月1日に上海市でロックダウンが解除されましたが、それでも中国政府のコロナ対策の根底にあるのは「ゼロコロナ」です。動態的、社会面など形容詞を付けていますが、根幹は変わりません。ゼロコロナは究極的にゼロコロナです。
今後、3月28日から二カ月以上続いた、全面的、徹底的なロックダウンはもうやらないと思いますが(経済や世論が持たないでしょう)、感染者数拡大の兆しが見られれば、地域、日数、移動制限などをこれまで以上に「動態的」に定めた上で、躊躇なく「プチ・ロックダウン」を強行するものと思われます。懸念されていた中国上海で再びロックダウンが決まりました。「中国の体制の優位性」を誇示したい習近平政権がゼロコロナ政策を転換する可能性は当面高くないでしょう。ロックダウンが長引けば、記事が指摘するように、上海に進出している企業の撤退につながりかねません。
これは上海に限った話ではなく、ゼロコロナ政策下では、管理エリア外(感染発生地域で2週間の追加発生ゼロで解除が一般的)で感染者が出ると、リスク地域に指定されてエリアや小区は隔離になります。
工場で一人でも感染者が出れば操業停止にもなり得ます。(李首相は、経済政策のため、できるだけ操業停止しないように呼びかけている、とニュースで出ていましたが)
同政策が継続する限り、中国のどの地域でも生活の中に緊張感はあるのではないかと思います。