世界大学ランク 日本は100位以内に5大学 東大23位
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世界大学ランキングと名のつくものにも様々あり玉石混合なので、その特性を知る必要がありますね。本記事のQS World University Rankingは最も有名なランキングのひとつですし、以前にNPて取り上げられていたTHE(Times Higher Education World University Ranking)も大手です。
(そもそも大学選びにランキングを使うことが必ずしも望ましいとは思いませんが)、受験生や留学生はランキングを鵜呑みにして大学選びをするのではなく、項目ごとの点数を見るのが良いかもしれません。
たとえば今回のQSランキングも、サブジェクトごとのランキングも作成しています✳︎。自分が学びたい分野から適した大学を探したいなら、こっちの方が参考になるかと。
✳︎ 2019年のものです https://www.topuniversities.com/subject-rankings/2019日本の高校生が世界大学ランキングを基準に進学先を決めることは少ないでしょうが、世界各地、特に中進国や途上国から先進国へ留学する層は、世界大学ランキングを非常に重視します。
中進国や途上国の政府も、留学生に奨学金を出す条件として、ランキング上位の大学が留学先かどうか、を基準にしています。
つまり、ランキング上位を大学を擁している国は、留学生を集めるのに有利、ということになります。
上位大学多数の国、というのはすなわち米国と英国で、世界各地から最も留学生を集めています。
世界の2大ランキングではQSとTHEは、いずれも英国の評価機関でつくられています。
債券の格付けなどもそうですが、こういうのは、そういう利権を歴史的な経緯で独占した国がつくります。
なお、THEのランキング日本版、というのがありますが、あれはベネッセがTHEに名前の使用料を払って名前だけ借りてやっているもので、日本国外では意味はありません。日本国内でもほとんど気にされていませんが。
日本の大学の進学先としての選択は、日本国内での就職などが主な判断基準なので、日本社会の中の損得で決まりますね。QSのベン・ソウター上級副社長は「我々のデータは、日本のランキングの下落の主な原因が研究業績の低下であることを示している。過去20年にわたる日本の知的資本への過小投資の結果で、博士号取得者を増やし続ける中国と(減少が続く)日本とは一線を画している」と分析した。
ただただ痛いですし、事実ですし批判の仕様がないですね・・・