日本電産、半導体を集中購買・製造委託へ 経済安保
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半導体製造はとても巨大なグローバルサプライチェーンを形成しているので、どんなにBCPを頑張って組み立てても結局は大元の原料でリスクの高い国にぶつかる事があります。そうすると、そのリスクの高い国からの供給にパワーをもつパートナー、ルートから自社向けに必要なものを確保できる様にしなければいけません。
また、昨今いろいろな情報が出てますが、半導体といっても何を作るかで全く環境は異なります。所謂パソコンの中にある半導体と見た時には日本では製造キャパもプロセス技術も世界のトップからは少し遅れた位置にいます。その一方で、イメージセンサーやパワー半導体などはまだ競争力を失っていない位置にいます。MEMSなど特殊なものはケースバイケースですから、今回日本電産が作ろうとしてるパートナー網は誰を選ぶかとても重要だと思います。
以前にも増して地政学リスクや供給不安が複雑化してくるので、逆に調達戦略としてはシンプルにいくのも良いかもしれませんね。日本電産の永守さんが、ルネサスをMAする話が出て、自動車メーカーや自動車部品メーカーなどから猛反対されて話を引っ込めたことがありました。
それでも、EV化が進むことを考えると、今やらないと同社の製品の高度化は進展しないでしょうね。
国内企業の部門か海外企業の買収を考えているのではないですか。
彼得意の安値での買収は無理ですが、将来の付加価値を考えると十分計算は成り立ちますよ。