先行事例に学ぶ、北海道での北欧サステナブル・ツーリズムモデル活用法とは?
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サステナブルな観光を実現するために、目立つ課題から取り組みをはじめるアプローチも必要ですが、JSTS-D(日本版持続可能な観光ガイドライン)のような指標沿って、俯瞰的・網羅的にマネジメントしていく視点も重要だと思います。
JSTS-Dは国際的な観光指標であるGSTC-Dをベースとしており、自然災害や文化的建造物の維持管理、混雑対応など、日本の観光地の特性をみるとGSTC-Dよりも一歩先の対策が必要と考えられる部分が充実化されています。日本の先行事例も数多く載っており、読み物としても面白いです。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001350849.pdf
新型コロナウイルスの拡大が落ち着いてくれば、観光への揺り戻しが起こり、過集中も生じてくるでしょう。こういった事態も予測しつつ、今はサステナブルツーリズムのための準備期間と考えて行動する時期かと思います。サステナビリティと旅行・ツーリズムの相性はとてもよいと思います。記事にもあるように、特にインバウンド旅行者を対象としたツーリズムにとってとても大きな機会となります。ターゲットのサステナビリティ意識が高いため、サステナビリティへの取り組みが大きな優位性となります。体験の連続である観光は見に見えにくいサステナビリティを体験として可視化することもできます。日常生活全てをサステナビリティシフトすることはなかなか難しいですが、時間と場所を限定した旅行であれば象徴的にサステナビリティを実感してもらうことが可能です。ポストコロナで新しい局面を迎えるインバウンドツーリズムの一つの大きなテーマになるのではないでしょうか。
訪れる人が消費者なのか本当にサステナブルに理解のある旅行者によって成否が分かれます。観光地は来る人を選べませんからね。
消費者が集まれば、言葉の通り観光地は消費されます。
観光地の中小事業者に至るまで消費者を呼びこもうとするのをどう意識統一できるかが鍵です。
そして送客する事業者・プラットフォーマー、都市圏でビジネスを企画するスタートアップまで皆同じ思いを描けるでしょうか。
言うは易し行うは難しなのが実情です。