韓国、日本EEZ内で調査 中止要求に応答せず
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韓国は大統領が代わり、日本との関係改善を期待する声も多く聞かれますが、短期間のうちに日韓関係が劇的に改善することは難しいでしょう。韓国では、大統領選挙と議会選挙の時期がズレているので、新しい尹大統領は、野党が優勢な議会と政策をめぐって対立を続けることになるでしょう。また、大統領選挙では僅差での勝利でしたから、国民の圧倒的支持を背景にして政策を通すことも難しいでしょう。さらに、尹大統領が自らの政策を進められるようになったとしても、領土問題で譲歩することはできないと考えられます。
しかし、韓国は、日本と同様、米国の同盟国であり、専制主義国家の実力による現状変更を抑止するためのグローバルな協力の中にも入ってもらわなければなりません。日本は、韓国の対日政策が劇的に変わらないからと言って、その反動で韓国に対する反発を強めたのでは、尹大統領の立場をより悪くし、かえって協力の輪から追い出すことになるかもしれないことを認識する必要があります。
一方で、日本も竹島の問題で韓国に譲歩することはありません。竹島は日本の領土なのです。領土問題は双方ともに退くことのできない問題であることを認識する必要があります。
問題は歴史問題です。先述の尹大統領の立場を考えると、歴史問題も簡単に解決するのは難しいでしょう。