留学経験ある就活生 積極性や日本語力も向上
日本経済新聞
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日本から海外への留学生数(短期も含む)は2019年度の107,346人から2020年度は1,487人に激減した(独立行政法人 日本学生支援機構の調査による)。2021年度はやや上向いたかもしれないが、学生時代に留学できなくなって、代わりにオンラインで英語を勉強したりオンラインで留学した大学生も多いはずだ。こうした大学生が就活に臨むときに、国際的な仕事をしたいがどうアピールすればよいかという相談が増えていると大学でキャリア指導をする友人から聞いた。
私は次のようにアドバイスしている。「まずは、同時期に企業も海外出張や海外駐在を控えてオンラインによるコミュニケーションが定着したので、オンラインで英語を使う経験は生かせるはず。さらに予定していた留学ができなかったというのは、予測不可能なことが起きたときの対応力のよい事例になる。自分がどう考えてどう行動したかを客観視してアピールできることがないか考えよう。社会人になっても英語を学べる機会はたくさんあり、そこから学び始めた人もいる。大事なのは、学び続ける姿勢をもっているということ。」
大学生には、新しい時代への適応力を高めたという自信をもって就活に臨んでもらいたい。