NATO加盟申請を正式決定=フィンランド、ロシアの脅威受け―スウェーデンも追随
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トルコは、フィンランドとスウェーデンの2国共に、トルコがテロ組織指定するクルド労働者党(PKK)を支援している、と非難しています。また、北欧2カ国がトルコの防衛産業の輸出に制限をかけていることも「容認できない」としています。
少なくともこの2つの問題についてトルコが満足いくようなオファーをしない限り、エルドアンは首を縦に振らないのではないかと思います。トルコは同じような理由で米国のバイデン政権の対シリア政策についても変更を迫ってくると思います。エルドアンはこの「チャンス」を逃さずに西側に譲歩を迫るはずです。
簡単な「話し合い」で前進するようなことはないと思います。トルコの要求と、米欧がどんなカウンターオファーをしてくるか、に注目したいと思います。NATO事務総長のストルテンベルグも歓迎の意を示したが、問題はトルコがどう対応するかだろう。スウェーデンがトルコの反体制派を容認するという政策を採っていることがトルコには許しがたいようだが、フィンランドについては交渉可能なのではないかと思われる。
これで世界にロシアの居場所はほぼ無くなったと言って良いでしょう。文字通り四面楚歌です。トルコのエルドアンが、世界を敵に回すリスクまで取るとは思えない。今回の戦争が終わったあとで、トルコの貢献は大きかったと褒めてノーベル平和賞への推薦などのお土産を持たせれば、それでおさまるはずです。
ここまでくると、ロシアが国連安保理の常任理事国にとどまることを疑問視する声が出はじめるのではないか。それが、この次の段階だと私は思います。
なお、以下に、ニーニスト大統領のコメントが出ています。
フィンランドというと、先週訪日された36歳のマリン首相の印象が強いですが、77歳の大統領も相当気合いが入った方のようです。
・「原因は貴国だ、鏡を見よ」(プーチンからの批判に対し)
・「フィンランドはすでにNATOのパートナー国だ。フィンランドが西側だということに疑問の余地はない」
・「お前たちは自分の意思を持っていないと言ったも同然だ」
(ロシアが昨年末、フィンランドとスウェーデンはNATOに加盟できないと主張のに対し)
https://www.afpbb.com/articles/-/3404488?cx_amp=all&act=all