三井物産、ロシア減損806億円 今後の状況変化「可能性十分」
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いかに安く再投資を繰り返すのかが投資事業型商社の生命線。資源高の追い風で懐が温かく、世界経済の不透明度の高まりとリスクオフで各種資産の価値が下落しており、環境対応とDX対応という経営課題が重いのならなおさらだ。こんな時には株主還元などせず必要な事業にしっかり投資を振るべきだろう。BERKに媚びを売る必要はない。と、思います。
ロシアでの天然ガス事業は確かに収益を縮小しますが、2022年3月期の連結決算は過去最高益で9147億円だったのだから、いいでしょう。
鉄鉱石、銅、石油、天然ガス、石炭などの高騰の恩恵をもろに受けています。
今期の純利益見通しが8000億円になっているのは、ロシアの天然ガス事業の損失だけではなくて、鉄鉱石などが値下がりすると予測しているからでしょう。中国での建設などの需要が減少することを考えれば、妥当な予測でしょう。
三井物産が最高益、ロシア関連損失1015億円 22年3月期
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2796D0X20C22A4000000/?unlock=1(メモ)
2022年3月期の期初の純益予想は4600憶円に対し、着地9147憶円は圧巻です。
もともと、鉄鉱石や銅鉱山など金属資源がポートフォリオに占める割合が多く、エネルギーと合わせると40%近いため、資源高の影響を特に享受したものと思います。
とはいえ、個人投資家からすると、商社への投資は事業がわかりにくい、読みにくいということがあり、分析が難しく敬遠しがち印象でした。
今、振り返れば、バフェットが投資した時に相乗りすればよかったという、簡単な結論ですが、当時は市場がジャブジャブで、何でも強気相場だったので、改めて同氏の『波が引いた時に初めて誰が裸で泳いでいたか分かる』が説得力を持ちます。