ロシア、国際宇宙ステーション運営から撤退表明
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ひとまずはザーリャ、ズヴェズダのメインモジュールはロシア製ながらアメリカ所有ということで運用停止は避けられるが、もともと戦争前からロシアが撤退する話はあった。ISSの運用延長もあり有耶無耶になっていたような気もするが、これでスッキリとロシア撤退ということになろう。でも、ロシアは独力で宇宙ステーション運用できる国力はないだろうし、中国と組むのかなぁ。
どちらにせよ、この不透明な時代。衛星打ち上げに中露のロケットは使いにくいことは明白だし、米国にもITERがある。
アジアやヨーロッパのITER-Free圏でのロケット打ち上げ需要はかなり大きくなる。日本の民間宇宙開発は重要な地位を確立できるチャンスだ。ギアナのソユーズも使えなくなったしね。残念だが、ついに来たか。米露が手を取り合って協力できる最後の場だったのに。
とはいえ西側のISSへの影響はおそらく軽微。人員輸送もクルードラゴンでできるし、最後のロシアの専売特許だったリブーストもシグナスでできるようになった。もしこれが2年前だったら大変だった。
さて、問題はロシアがどう抜けるのか。ロシア側モジュールは切り離して別ステーションにするのか。設計上は可能だけど、もう20年も一体的に運用してたから、単にドッキングを解除するだけじゃなかろう。それと、ザーリャはロシア製モジュールだけどアメリカの所有物。どうするんだろ?ISSに残されてもアメリカは運用できないだろうし。宇宙だったり、スポーツだったり、芸術だったり、国を超越して理解したり共感できる領域のはずが、政争の具にされるのは悲しく腹立たしいことですね。
感情的な判断が、一時的なものであることを願うばかりですし、必ずや未来には正しい揺り戻しが起こることと信じてます。