入山章栄 x 日置圭介 「CHROの時代」流行のキーワードよりも本質思考を
コメント
注目のコメント
・人事領域には共通言語がなく、ローカルの現場イシューが多い。
・それらを統合的にとらえるフレーミングできるかが課題であり、CHRO人材育成の難しさの理由。
これはまさにその通りだと思いました。
現場で起きている組織課題に手を打ちながら、しっかり運用してブラッシュアップをし続けるプロフェッショナル人事は多いですが、それらを俯瞰的に捉え、ある程度のフレームに落とし込み、組織の中で“共通言語化”を図っていくことの難易度は非常に高いです。
さらにそれを“カルチャー”として能動的に構築するのは、一朝一夕でできるものでもなく、想像以上に根気がいる作業だと思います。人材マネジメント領域に関する"バズワード"、本当に多いですよね…。自社の事業成長に求められる人材要件に照らし合わせた課題解決の方向性を見出しきれていないことの現れだと思う。
"数字"は、辻褄を合わせることができるが、"人"に適用することは極めて難しく、絶対的な"正解"が存在しない人事に対して悩めるマネジメントは想像以上に存在する。『人を見て、活かす』…昔から言われている人事のセオリーがあるが、実際には、人材の"見える化"だけに留まっている企業が多い。『活かす』までの取組みを組織全体で真剣に考える必要があるのは言うまでもない。"見える化"の"向こう側の姿"を具体的に描写すること。それがパーパスにも繋がるし、それに共感・共鳴できる人が集う"錦の御旗"にもなる筈である。CHROは、人的側面から成長するミライを描き、一人ひとりの能力を高める機会(=仕事を生み出すこと)を経営者、事業責任者としての視点をもって創り続けることが求められると思う。