米大統領、ロシアが「ジェノサイド」と非難 初めて明言
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バイデン大統領の、「「プーチン(大統領)が、ウクライナ人でありたいという思いさえも消し去ろうとしている」という主張の通り、ロシア政府が国策として、「ウクライナ人」の消滅を推進しているがゆえに、「ジェノサイド」という断定になります。
「ジェノサイド」を定義したジェノサイド条約では、「国民、人種、民族、または宗教的集団」を破壊する行為がジェノサイドであるとされています。
ジェノサイドの手段は殺戮だけではなく、言語、文化、宗教、歴史を抹消することも含まれます。
また、強制移住や、子供たちを拉致して「お前たちはロシア人である」と教育することもまた、国民や民族を消滅させる手段の1つです。
プーチン大統領は、開戦前から、「ウクライナという国家も、ウクライナ人という国民も捏造されたものである」として、ロシアの一部、ロシア人の一部である、と主張していました。
ただし、主張するだけなら、ジェノサイドを行ったことにはなりません。殺戮や拉致を含む手段で、実行に移しているので、ジェノサイドであると断定されています。
ジェノサイドは、人道に反する罪として、国連の下にある国際刑事裁判所で追訴されることになります。
なお、ロシアはジェノサイド条約加盟国です(日本は未加盟)。
ウクライナの子どもとの「養子縁組」が増加 ジェノサイドの一手
https://newspicks.com/news/6934241?ref=user_1125005かつてボスニア紛争で「ジェノサイド」という表現を使ったところ、ユダヤ人団体から「ジェノサイドはナチによる虐殺を指す」として、「民族浄化」に言い換えたという経緯がある。その経緯を知るバイデンが「ジェノサイド」と使った意義は大きい。