業界最大手なのに非上場、赤字の東急ハンズ買収カインズ、強さの秘密は変な経営
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変な経営、いいではないか。
上場だけが企業の最終目的、でもあるまい。非上場だっていいではないか。それを「変な経営」って、ライターは褒め言葉で使っているつもりなのか?
ま、どちらにしろ、創業者の考えや価値観が大きく反映されているのだろう。ボクの地元にある「大塚製薬」だって、長らく非上場だった。
ずいぶん昔、多分40年近く前、大塚製薬の礎を築いた大塚正士さんにインタビューしたことがある。その時の話は今でも忘れることができないほど、キョーレツだった。
社員が1,000人になるまで、夫婦で社員寮のお風呂を使っていた。ある時、洗い場の横に座った社員の1人が「アンタどこの人?」と声をかけてきたらしい。それを聞いた大塚さんは「あ〜、うちもこれだけ大きな会社になったか」と感じ、初めて自宅にお風呂を設置したらしい。
また、社員10数人の時に「1万人の会社にしてやる」と思ってたという。どんなに大風呂敷を広げたところで、普通なら1万人なんて単位は出てくるものではない。例え出したとしても、それは周りからすれば大いなる勘違い野郎か、はたまた詐欺師か、くらいのものだ。でも、大塚さんはそれを真剣に目指し、そして実現させた。
「変な人」は「世間の尺度では測れない人」ということだ。そういう意味なら「変な経営」大いに結構ではないか。非常識が、次世代の常識を作るのだから。以下考え方はADR申請したクラフト(さくら薬局)と比較すると、理にかなっていると思います。
「これまでカインズでM&Aはしてこなかった。市場が飽和するなかで、単純な規模拡大を追求しないというのが基本だ。東急ハンズは買収というよりパートナーとして迎え入れた」
カインズとして初のM&A先である東急ハンズを、同一化(統合)するのではなく、パートナーとしてどのように活用するのか注目したいです。