動物愛護でマクドナルドに要求 米投資家、委任状争奪戦も
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カネから生まれてきたんじゃないか?というほどカネの亡者であるカール・アイカーンが品行方正に??とビックリするような動きですね。
いったい、ぜんたい、どういう風の吹き回しなんだろう??と思って、よくよく調べてみると、こういう事情です。
動物愛護団体で働いていたアイカーン氏の娘さんがずっと妊娠中の豚の扱いについて改めるよう養豚場へ働きかけていたものの、いっこうに改善されないため、会社を動かす術に長けたパパを動かせば改善されるのでは?と考え、パパをそそのかしてマクドナルドに狙いを定めたという次第。
でも、実はカネの亡者が突然、ESGやサステナビリティに目覚めてお行儀良くなるきっかけが孫に「おじいちゃん、ダサい」と言われたこと、というケースは多いんですよ。
だから、いま、Z世代の影響力が大きいんです。動物愛護の観点で、今回のような状況は、もっと開示されるべきであり、透明性のある行動やコミットメントを企業側も取り込むべきですね。
ザボディショップ の創業者であるアニータロディックは、46年前の創業当時から、当たり前のように動物実験をしていた化粧品業界に異議を唱え、動物実験反対を訴え続けてきました。EUでは2013年に動物実験禁止になったものの、世界の80%の国ではいまだ非合法化されていません。そのため2018年には、再度ストアやお客様も巻き込んで、過去最多である830万人以上の署名を集め、国連に提出しました。
ウイグル人権問題など強制労働に限らず、動物愛護の観点からも企業は真剣に取り組むべきです。なぜなら、企業の存在意義は、利益を追求するだけではありません。企業は、社会を良くする力がありますから。気候変動、D&Iといったトピックは収益への関連性が徐々にデータなどからも示されつつあり、そのため他の株主の賛成票も得られやすい。一方動物愛護はすぐには収益に結びつく保証はまだ無いが、こう言った株主の動きがより活発になれば企業の行動が明るみに出て、評判からの売り上げリスクにつながる。他の株主の動向が興味深いです。