GAFAMを規制するEUの「デジタル市場法」とは--ポイントと影響を概説
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デジタル市場法だけに限らず、データ法案やAI法案等検討が進んでいるので、デジタル関連の規制に関しては本年度も色々と動きがありそうです。
先日欧州のデータ政策に関する動きを、キーマンにインタビューしたので、良ければご一読ください。
GDPRが生まれた背景と未来へのデジタル政策
https://note.com/pbdlab/n/ne3e62e05d380Microsoft Internet ExplorerのOSバンドル問題以来、他社製品による乗り入れ自由の環境整備にこだわるEU。
しかし、記事が例示しているような、メッセージングソフトやAIサービスの相互乗り入れを命令されたところで誰が困るのか。Googleのハードウェア上でSiriが動いたらびびる。
iOSが自社ハードウェアでしか動かないAppleはちょっと困るかもしれないが、GoogleのChorome OSも、MicrosoftのOfficeも、どこでも動く。PC, Mac, iPadもOK。Amazonのサービスはもともとどこからでもアクセスできるし。
Apple ID、Googleアカウント、Microsoftアカウント等が自社サービスと結びついているとともに、IDに紐づいて個人情報が管理されているのが寡占市場の源泉である。
ここを邪魔すれば、ITジャイアントは困る。他社IDの相互認証を義務付けるとか、個人情報管理の部門は他のITサービス部門とは分社化することを義務付けて、行政当局の監督下に置くとか。
ただ、そんなことをしても利用者は喜ばない。