ホンダ、GMと量販EV 27年以降、世界で発売
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4月12日に三部社長自ら「Honda 四輪電動ビジネス説明会」において、1年前の脱炭素宣言からようやく具体策の説明に登場する。柱は、(中国は先に具体化しているため)米・日のBEV取組の具体策だ。
その中で避けて通れないのが、今回の小型SUVのBEV共同開発だ。ホンダが主導して開発するe:Architectureを基に、LG製のUltifiバッテリーを搭載し世界向けに販売する。次期CR-V/HR-VのBEVバージョンと考えてよい。
ソニーとHondaの提携は、HondaとGMのBEV事業でのスケールが成立しなければ、単なる弱者連合。こっちがBEV戦略の本命であることは言うまでもない。ただ、2030年で北米40%と豪語するが、2027年投入で本当に間に合うのか?どうも辻褄はあっていないような気がする。リコール実績の有るLGES製のセルをホンダも担ぐことになるのでしょうか。
GMとLGESの合弁のUltiumは、LGESの三元系にAlを追加したNCMAで、より燃えやすいハイNiセルです。コンセプトはテスラにパナが供給しているNCAと同じで、市場投入の実績は無いはずです。つまりUltiumであっても、、、
ホンダはGSユアサとHEV向けのバッテリーを製造するブルーエナジーに49%出資してます。HEV向けとEVではスペックが異なりますが、いつでもEV向けには切り替えられる算段はしていると思うものの、北米でセル生産しなければなりません。その投資をトヨタのHEVにも供給するようになったブルーエナジーでするとも思えませんので、暫くはGMと一蓮托生ですね。
ちなみにHonda eはパナソニックから供給を受けていると思われます。そういった意味ではCATLにも1%ながら出資してますし、グローバルで見たバッテリー調達はトヨタ同様全方位とも言えます。ホンダがGMと提携を深める中で、GMはUltiumに注力して、LGとJVも作って投資をしている。その意味で、規定線。
全固体に向けては、両社とも投資をしているSES(SolidEnergy Systems)だと思うが、こちらは同じ韓国系でもSKが投資。
ホンダ・GMがEV共通化 脱炭素、生き残りへ規模確保(2021年9月)
https://newspicks.com/news/6165605
ホンダ、米社とEV用電池開発で締結 次世代電池検討の一環(2022年1月)
https://newspicks.com/news/6590387
米GM、電気自動車生産百万台へ 8千億円投資で計画前進(2022年1月)
https://newspicks.com/news/6617988