【韓国発】実験中「最新スマートシティ」の住み心地
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スマートシティには様々なタイプがありますが、ゼロベースで都市をつくる形での成功例はあまりないので注目されている事例です。
Googleのサイドウォークラボのように、スマートシティ計画の多くは、住民の反対で頓挫するイメージがあったのですが、記事中の「新しいテクノロジーを身近に感じ、それに慣れることができたのは、特に両親にとって良いことだったと思います。いずれは、これが普通の日常になるのですから」というコメントにもあるように、住民から好意的に求められているというのは非常に興味深いです。
最終的にはこれを標準モデル化して海外に輸出する計画といいますが、スマートシティの成功は国民性や経済環境によっても異なる形が求められると思うので、さらなる議論が必要となるでしょう。今後、弊社のポッドキャスト(https://bit.ly/3JmJkw8)でもテーマとして議論してみたいと思います!
注目のコメント
未来型のスマートシティ構想でよく出てくるのが、当記事でもあるような「個人に紐付く生活・行動データと個人の健康データの提供により、マスカスタマイズされた最適なサービス提供を受ける(サービス提供サイドのマネタイズポイント)」というものです。
パーソナルデータが暗号化/非個人情報化されているかどうかだけでなく、
「ずっと見られているという束縛感」
「機械的に最適な提案を受け続けることによる選択の剥奪」
等に対し、アイデンティティや人間らしさをどう担保・ケアするかといった側面も、将来的にはとても大事になってくるように思います。スマートシティがワクワクする未来として語られがちですが、根本は情報のネットワーク化によって無駄の少ない都市インフラの基盤づくりだと思います。その上でワクワクする未来のライフスタイルを描く作業はまた別物で、利便性が上がった社会においてこそ、時間に余裕が生まれ、クリエイティブに費やす時間が増えることによって、よりイノベーションが生まれやすくなると思います。そのクリエイティブが生まれやすく、集まりやすい環境とはどんな都市か、そこをデザインすることは、ワクワクしかしない!
新しい仮説を検証するにはデータが必要。日本もそうだけど、世界中でこうした試みが進むことで、高齢化社会のサステイナブルな地域づくりが進むことを期待したい(中国はとっくにデータ収集始めているのかもしれませんが)。