「売るためじゃない」地方のカーディーラーが書店を開いて気づいた本の威力
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大量の中から顧客に選ぶ。
読む人より出す人の方が多いのではないか、と言われるほどの出版業界。地方の書店では、欲しい本が見つからない場合が多々ある。ではネットで、というのもちょっと違う。
いつもチェックしないコーナーで、たまたま思いがけない良書に出会うことがある。ネットでのレコメンド機能は、さすがに「気まぐれ」まではカバーしてくれない。
そんな中、顧客を絞り込んだ店舗が、その店舗の付加価値を高めるために書籍を利用するというのは増えてきているようだ。日販さんも、なかなかいいポイントを突いてくる。もしかしたら、この手法は意外ともっと広がるかも知れない。
なぜなら【収入や価値観を持つ顧客層が必要となる】であったり、【「とく選文庫」がある「オートモール」は約5,500坪という広大な敷地に、ポルシェ、アウディ、ルノー、日産、スズキのショールームが並び、テーマパークの様相を呈する】なんて記事内容から、その可能性を感じる。ただ物を買うだけなら、どこでも買えるようになってきた中で、誰から買うのか、というのは大事なことなのかなと感じました。
その上でその人の人となりが、今回の場合は本という代表の方の「頭の中」を象徴するようなものだったり、そのお店の雰囲気全体に現れていたというにがあるのかと。
地方で暮らすようになってから、いわゆる田舎っぽいと言われそうなお店もあれば、オーナーの方の個性と思いがうまく伝わるセンス溢れるお店が結構意外と多くあって驚いています。同時に、なんでもネットで買える時代でもそういう素敵なお店には足を運んで買い物したいなと定期的にお邪魔しています。
地方のお店こそオーナーの人となりをうまく伝えるデザインやセンスが大事かもと改めて思いました。どちらにしても単一業態でなにかをやるよりは、複数業種業態を持つことでシナジーを出さないと地方経済の中では選択肢は残りにくい。地域電力会社が地元紙を買収したり、様々な分野が統合したりすることがこれから増加していくだろう。