なぜ日本企業のIT化は破滅的状況か?「足を引っ張るのは経営トップ」と断言できる理由
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社内の情報システム部門として15年以上働いてきて、全部トップが悪いというつもりはないが、トップがIT音痴だと全然IT化が進まないのは事実だと感じる。
現場の人間として言わせて貰うと、見栄や対外的なアピールとしてITに理解のある経営者というイメージを欲しがる人は多けど、ほとんどが知識が伴ってないし、中にはITアレルギーの経理者もいる。
そのため、他社の事例やにわか知識の思い付きで現場に指示して、ITを推進している雰囲気を出そうとするけど、実際にそれにかかる予算を出すとやっぱりやめたという経営者が多い。
これがいかに現場を疲弊させて優秀なIT人材の流出を招くか経営陣はあまり気づいてない。
経営者にITの勉強をしろというつもりはない。
私も今から営業や経理など全く未経験の領域を任されたらやる気を失うかも知れない。
だから、経営者が現実的に出来ることは自分が信頼できるIT人材を雇い、すぐに辞めないようにある程度の給料を出して、その人を信頼して任せることじゃないかな。
営業やマーケティングなどある程度経験がある領域は権限委譲する経営者は多いけど、ITなど未経験の領域は不安なのか、逐一確認したりコントロールしたがる人が多いけど、これは逆効果だから本当にやめた方が良いとは思う。
注目のコメント
20年以上前、Windows95で一気に普及したPCを前に、当時の中高年はドンドン肩身の狭い想いをしていったと思います。
今の小学生たちは、タブレットを学校から至急されコミュニケーションをチャットでやり、プログラムをチャチャっと書きます。それが普通。
彼らが中枢を担い始める20年後、ITがどうとかではなく、ロジックやアーキテクチャをそれなりに理解し、プログラムが何をしているのかくらい理解できていないと、完全な化石扱いです。
50代後半の方は逃げ切れるかも。40代はまず逃げきれないでしょう。このあたりが意識の分水嶺かと思います。そういう会社は「破滅的」ではなく、実際に破滅してもらって新しい会社が置き換えればいいと思います。そうすればもっと危機感を持つ会社が増えるのではないでしょうか。
>結局のところ、日本企業のIT化が進まないのは、すべて経営者の責任であり、中間管理職がIT化に消極的というのは、その結果に過ぎない。たしかに一部の中間管理職は、ITに対する知見がほぼゼロであり、今の時代において管理職に従事する十分な能力を有していないと思われる。だが経営トップがIT戦略について明確な方向性を示していれば、そのような人物が中間管理職として組織を動かすような人事にはなっていないはずだ。
これはある意味で正しいと思うのですが、同じことは経営者にも言えると思うのです。
日本企業全体が諸外国の下請け的な立場であったから、そういう構造だからこそ経営者もそうなるのですよ。
経営者が悪いというより、戦後日本の在り方の問題かと。
と、言えてしまいますよね?
そんな風に誰かのせい、みたいなことを言っていたら詮ない話だからそんなのは辞めた方が良い。
中間管理職の質が悪いなら、そう言えば良いだけ。そして本当に質が悪いなら淘汰されるはずだし、淘汰されないなら実は本当は質が悪くない、というだけ。
資本主義である以上、そう考えるべき。