知られざる あなたのデータの行方
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「データベースはその人のことを何でも知っていて、さらに言えば操作することもできる。」これはどう考えても言い過ぎです。「なんでも」?「海外」や「欧米」がよほど先進的なように書かれていますが、アメリカがデータプライバシーに関してそこまで先進的とは思いません。CIAが市民を盗聴しているような国ですよ。もちろんトランプの選挙のような感情操作を肯定するわけではないですが、ターゲティング広告が悪だとも思いません。ユーザーと企業のWin-winを作りうる仕組みです。たしかにGoogleが先進的な動きをしているところはあると思いますが、さんざん行動データに基づくターゲティングで荒稼ぎし、今やそれ以外のレベニューパスを作った上でのことです。それを倫理的に進んでるととらえるのは彼らの行動を美化しすぎていると思います。
データによる世論操作については米大統領選の際の一件の“中の人”の書いた本とかも参考になります。
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“データベースは何でも知っている”というのは言いすぎなんですけど、ある程度プロファイリングすることは可能です。個々人で見るとハズレが多くても大勢を誘導できれば施策として成立する部分も。
問題はそれが生活者にとって不利益かどうかなのですが、選挙結果の操作などは規制されるべきものの、マーケティング目的の広告配信は分けて考える必要があります。
それと今回の規制は「データ取得されていることは生活者側の権利として事前に同意なり通知があるべきだよね」というデータ利活用の入り口に関しての話です。同意があれば出口として選挙操作しても良いよね、ということではもちろんなく。
記事の中で入口と出口の問題が混在しているので誤解しないように注意が必要です。