平井一夫氏が語る、ソニー再生を実現した「リーダーシップの極意」
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「正しい人間と正しい戦略」
その正しい人間とは、「異見」を常に求めなければなりません。
正しい人間など、この世には存在しません。
つまり絶対的な正義が存在しないように、正しさとは多様性に支えられていなければならないと思いますが、平井氏は当時取締役会が全一致で決まるようなことを嫌っていたそうです。
ソニーのマネジメントチームに当時はソネット社長だった吉田憲一郎に加わってもらったのは、吉田氏が「イエスマンにはなりません」と明言した異見の人であったからです。
まさに平井社長の意中の人だったというわけです。
パーパス経営を鮮明にしているソニーは最高益をあげていますが、売上や利益を追求したからではなくて、会社としての存在意義を現場と丹念に対話してきたからです。
毎日のように社内外に「mission,vision,value」を発信して、その上で正しい戦略をソニー全社員に腹落ちさせてきたことが、正しい人間の行動だということです。
◎ ソニー再生に不可欠だった「異見」を求める経営
2021.9.10
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00144/090700002/