「年齢への焦り」で転職した37歳の彼が迎えた結末
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注目のコメント
「市場価値やスキルも大切だが、仕事を通して培われた深い信頼関係も同じくらい重要な資産だ」
これは本当にそうだと感じます。スキルや経験のように、履歴書に書けるような類のものではないですが、社内での横・縦(とあえて言うなら)の関係や、社外における信頼関係は貴重な「資産」になり得ると思います。実際にこの「資産」があれば心の拠り所があり、市場価値といった他人軸に振り回されず、平和な気持ちで過ごせるかと。
ただこういう信頼関係は「資産」を作ろうと計算高くいる限りにおいて、信頼関係は築き上げられないという皮肉な現実もあるとも思います。
常に一瞬一瞬を大切に、周りの人と誠実に関係を築いている人は、転職活動においてもそういった側面が滲み出て良い結果に最終的にに行き着くのではないでしょうか。エージェントとして求職者のサポートをしていますが、やっぱり人間的魅力のある人は自然と良い出会いに恵まれているように見えます。時にスキルや経験が足りなくてもなんとかなっている例もあって驚かされることもあります。ありきたりですが、結局「何のために転職するのか」ですよね。そして、なぜ辞めたのか。この記事は「仕事で培われた人間関係や価値観」が大切であることに気づいて前職に出戻ったという話なのですが、転職4回の私だって「やっぱり前職の方が良かったかも」という想いは常にありました。
でも、それはしなかった。理由は簡単で、出戻って得られるものよりも、前職では得られない、しかし転職先にはある「価値」の方が勝っていたから。そして、結果的にはそれで良かったと思っています。
働くということにおいて、自分が欲しい「価値」とは何なのか。常日頃からその辺をぼんやりと考えておくことが有効かもしれないですね。イマドキは。出戻り転職はもちろん有意義。
当たり前だと思っていた環境が、他社で働いたことにより、自分にとって価値あるものだと認識できますからね。それだけでも成長。
一企業だけの勤続でも自分の価値を高めることはできる。転職するかしないかは、何を実現したいか、どんな人生を求めるかによる。
言い訳のない選択をしたいものですね。