【現地ルポ】米国40年ぶりのインフレ率、今何が起きているのか
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本当に目に見えて価格が上がるのがガソリンです。
カリフォルニア州では一ガロンが6ドルを超える(1リットル=183円)場所も珍しくなくなりました。
一番給油が安いコストコ(Costco)にしかもう行けないと言う友人も多く、ウーバーのドライバーもCostcoでちょこちょこ給油する戦法に切り替えているとのこと。
また、人材不足は大きなインフレ圧力になっています。
企業がスタッフや社員獲得のために給与アップで対応しているからです。
アップルは2月から、アメリカ内の多くのアップルストア従業員の給与を2〜10%引き上げ、アマゾンも、人材の引き止めと新たな社員獲得のために、アメリカ国内の基本給上限をこれまでの2.2倍(年35万ドル)に引き上げました。
インフレにどう対処したらいいのか、明日その仕組みと、コントロールの方法、そして今後の予想についてゼロから詳しくインフォグラフィクスでお伝えします。アメリカでは数年前から物価が少しずつ上がっているという話は聞いていましたが、ここにきてすごいですね。私がテキサス移動した1990年代後半は「ガソリンは水より安い」と言われており、実際にガロン1ドルを切るスタンドもありました。エネルギー高が全ての元凶のような気はしますが、一方で「大学新卒の初任給が$100,000越え」というWSJの記事が昨日ありました。コロナ、ロシア、インフレ...どういう形で収まるのか(収まらないのか)、日本でも真剣に考えて準備をする必要があるなと感じました。
https://www.wsj.com/articles/new-grad-starting-salary-100-000-class-2022-11646852551?mod=itp_wsj&ru=yahooガソリン価格の上昇はロシアのウクライナ侵攻の影響によるものですが、それ以外はコロナ禍からの急速な経済の回復で労働力不足に起因するもの。賃金上昇も同時に起きているので、悪いことばかりではないですね。日本も労働力の減少は続いています。早晩、賃金インフレに繋がるのではないでしょうか。