世界共通でIT人材は離職意向が高い‐時代遅れな働き方の見直しを
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IT人材の転職市場でお手伝いをしていますが、3年前後一つの企業にいれば、ジョブホッパーとはあまり見えず市場で常に求められる人材なのだと感じられ、さすがに1年前後しか一つの企業にいないとジョブホッパーの傾向が強くて採用企業も少し躊躇することが多いと感じます。
優秀なITエンジニアは常にたくさんのエージェントからのスカウトで溢れている状況なので、そんな中でも一つの会社でずっと長くいたような人は逆に転職活動で失敗していたのかと思ってしまうほどです。
採用側は出来るだけこうしたエンジニアの現状に合わせて意識をアップデートしないと、確かに採用で苦労すると思います。
また、柔軟な働き方を提供しないということは社員がどんどん他社に流入するリスクがあるかと。実際にオフィスに戻る宣言をした企業の社員にターゲットをあてて競合他社がヘッドハンティングしにいくということも起きています。
社員の定着というのはそもそも余程の他社が真似できないくらいの給与と働き方(休暇数が桁違いに多いとか)でない限りは、いつでも他社に引っ張られていくリスクと隣り合わせなので、計算高さをなくした社員との純粋な繋がりをどこまで築けるかなどが大切なのかなと個人的には考えています。コロナ前、上海で開催されていた国際会議で多くの中国人研究者やエンジニアと話をしました。中国では、もちろん例外はたくさんあるでしょうが、1年に1回程度スキルアップや条件アップを求めて転職することが比較的珍しくないのだと言っていました。
こういった働き方の見直しの具体策でよくある勤務日数を減らして休みを多くする方法は、会社がその分受注をコントロールしないと1日にこなさなければならない仕事が多くなり残業が増えるだけだと思う。
そうなると逆に習慣が狂ってしまい生産性が下がり、負のループになるのでは?と個人的には思います。
1日の勤務時間を減らして週6にするぐらいが結構良いと思うんですけどね。