プライシングが未来を決定する──「価格3.0」時代に企業、個人はどう対応すべきか
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一物一価というのは自動車産業における原則として習ってきました。
振り返ると
・原材料となるものがシンプルで安価
・物が世の中に不足していて、作れば売れる
・大量に作って売るので、平等であることが顧客信頼のベース
という様な時代背景だった様に感じます。
今は、
・半導体、バッテリー、ソフトウェアなどの部品や素材が複雑で高付加価値
・マーケットは飽和している
・飽和しているので、売り方や使われ方を顧客に合わせて提供することが顧客信頼のために必要
となっていますね。
顧客の価値観は時代とともに変わり、ビジネス原理原則も時代に合わせて変えていかなければなりません。
注目のコメント
だいぶ前日米の自動車会社の比較をして驚いたことがあります。日本車がBig 3を圧倒していたにも関わらず日本メーカーの利益率が低かったのです。外食でもよく言われますが、日本企業が値付けが低い(というか弱気な)ことは間違いないと思います。「良いものを安く」という価値観はとても大切ですが、本当の三方よしを目指して改善する余地はマーケティング力を含め非常に大きいと感じます。
よりこの記事に近い話としてコロナ禍で盛り上がったPelotonの価格体系変更をWSJが報じています。値付けは本当に大変です。
https://www.wsj.com/articles/a-peloton-bike-and-subscription-for-one-monthly-fee-company-to-test-new-price-plans-11646913601?mod=itp_wsj&ru=yahoo「値決めは経営」と言ったのは、稲盛和夫さん。
「値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である」
とも言います。
一方で、ここに書かれているように、
「プライシングは永続的な取り組み」
ということも真実であり、とても現代的だと思います。原価からではなく価値から値決めをするマインドリセット、飲食業界には特に大切だと思います。
原価10%でも味や体験価値を高めることで、「値上げは悪」から「値決めは経営」に。
稼いでスタッフに還元して、未来にも投資。
若い世代が憧れるようなモデルケースを目指します!