キーエンスの営業、神出鬼没 シェア獲得の武器に
日本経済新聞
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注目のコメント
ここが一番重要で、原価の5倍で売れる製品の価値はどこにあるのかと考えることが重要です。ユーザーの生産効率向上もあるでしょうし、クイックレスポンスという社内教育による組織の強さかもしれません。VRIO(経済価値、希少性、模倣困難性、組織の強さ)分析をやってみるとよく分かると思います。最近は企業の財務の強さを測る指標がOPからグロスマージンに移りつつあります。なぜならプロダクトの強さが利益の源泉だからです。
引用
同社製品の粗利は約8割とされる。原価2000円の製品を1万円で売っている計算だ「訓練された営業担当者が常に需要を探り続け、チャンスとみたら電光石火で勝負をかける。山梨工場での受注は決して偶然ではない。」
なるほど。種明かしを聞くとあたりまえにも感じてしまうけど、そのあたりまえをどこよりも徹底してやれるから勝てるのだろう、と思いました。結局直販が強いということか。確かに代理店営業だとスピード感は落ちる。一方でビジネスの早期立ち上げには代理店制度は有効。すでに販路を持っているからね。しかし代理店制度を一度作ってしまうと、あとから直販をやると代理店にめちゃくちゃ怒られるわけだ。だって代理店は顧客基盤が飯のタネなのだから。
とは言え、事業の立ち上がりの時期を直販で地道に売っていくのは大変。代理店に担いでもらった方がおそらく早い。そこをどうやって乗り越えていくのか。中々難しい選択だなぁ。