【読書】「個人の能力」を最大化できる組織の条件
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組織とは、生き物だとつくづく思います。一番大切なことは、やらされ感なく、自分たちで考えてどうしたいかを決めていくこと。つまりトップダウンではなく、ボトムアップアプローチです。ボトムアップの方が俄然やる気も上がりますし、何よりより多くの素晴らしいアイデアが生まれ、経営陣にとっても組織全体にとっても、Win-Winです。
とはいえ、ボトムアップアプローチでハイパフォーマンスする組織づくりには、紆余曲折はつきものです。上にいる立場のリーダーが、どこまでハンズオンしてチームに介入し、伴走するか、どのタイミングからハンズオフして、チームに任せるかの「状況の見極め」が、とても重要だと思います。
例えば、子供が三輪車から二輪車にトライする時、後ろで手でサポートしてあげる=ハンズオンすることで、二輪車が乗れるようになったら、手を外す=ハンズオフするタイミングと同じです。上司が「状況の見極め」ができると、見事にチームは育っていき、仕事をより自分ごとに捉え、組織全体が「自走」していきます。
大切なことは、組織作りに正解はないので、トライ&エラーで一緒に取り組んでいくことかと。一番大切なのは「一人ひとりが輝く自走する組織を創りたい」という想いを、しっかり伝えることだと思います。建前ではなく、心から思っているコトバは、人の心を動かします。>世の中の流れはハードからソフトへ移行
ハードにソフトを隷属させていたのが前世紀で、ハードをソフトに順応させていくのが今世紀です。人間性への回帰とも言えます。
ソフトパワーを組織として発揮できるようにするには、システムよりも仕掛けが重要になってきていると感じてます。今週の10分読書は組織能力についてです。
筆者は優秀な個人を集めても優れた組織になるとは限らず、逆にさほど個人の能力がきわだっていなくても素晴らしい業績を上げる企業もあると説明しています。
個人の能力の総和と組織の能力が必ずしも一致しないのであれば、組織はどうすれば良いのか?そのヒントを要約で解説します。