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まだそんなことを言っているのか!間違いだらけの「エルピーダ破綻の原因」 あれから10年、まったく生かされていない“教訓”

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    東京理科大学 大学院経営学研究科技術経営(MOT)専攻 教授

    追記

    Kenji A様
    民主党政権、為替の金融政策も含め、日経記事では下記です。
    「韓国政府は・・中略・・・リーマン危機後もウォン安を背景に競争力を高めている。・・・中略・・・・金融支援との連携も欠いていた」。若林はこう指摘する。
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC081ID0Y2A200C2000000/

    それから、2019年にマイクロンジャパン社長だった木下さんとも、その後、毎年お会いしているが、「マイクロンで良かった」との発言内容の真意も確認しているし、坂本さんのMOTでの講義にも出てもらい議論した上での論考であることを付記する。

    (元)
    この記事で批判されているので、自分の箇所について、反論しておく。当時は、自身はアナリストあるいはファンドマネージャーという第三者の立場である。その中で、湯之上氏が指摘するコスト問題については、常識であり、チップサイズに加え、マスク枚数、後工程コストなどは、横比較を行う。坂本さんも、以前、マイクロンにもおり、TIにもいたから、それは十分ご存知である。エルピーダがチップサイズが大きかったのは、日本のユーザ―の意向、品質を重視する向きもあった。後工程は後に台湾であり、これは大きくは変わらない。その上で、私が記事で指摘したのは、PCでの戦いは難しいから、急拡大するスマホ市場に転換し、そこではJEDECの標準化で差別化ができなくなったPCから脱皮し、そこでの価格プレミアムを訴求したことである。こういう話は記者にもしているが、一般読者にはわかりにくいので、あのような内容になったのだろう。なお、広島マイクロンには、坂本さんの部下もおり、彼らとは最近も会っているが、私の認識で違和感はない。日本の問題はコストもあるが、そこは、技術的な面だけでなく、電力や人件費などであり、それよりも重要なのは、価格であり、マーケティングであり、ファイナンスであり、経営スピード等である。そこを氏は理解していない。なお、氏は、以前、私がアナリスト時代に分析したデータを欲しいというので、私の知人の部下でもあったので、教えてやってほしいというので、あくまで参考に公開しないことを前提に渡したが、無断で著作に使った方であり、信用できないことを付しておく。


  • なし なし

    日本の高品質は素晴らしいし、尊敬もされてもいると思います。それは技術力の証であり、技術が高ければ、高くても買ってもらえる、という誤解が日本の半導体敗戦につながったと思います。
    コストを積み上げて原価を求める手法と市場で売れる値段を明らかにして原価を作り込む手法のどちらが、マーケティングに基ついた戦略かは、明らかです。
    売れる値段で作らなければ、ただの過剰品質に過ぎません。
    技術力は、良いものを高い歩留まりで製造するということだけでないはずです。市場で勝っていけるマーケティング力を欠いた技術力は、自己満足でしかありません。(言い過ぎかもしれませんが)
    日本の電力や人件費が高くて、tsmcが日本に前工程を投資を渋ってきたのを翻したのは、投資額の半分を補助するという政府の働きかけがあったからでしょう。
    最先端のプロセスではなく、22/28ナノのレガシーではあるけれど、世界的に最も不足している半導体チップをtsmcがほぼ償却が済んだコストで生産できるのであれば、日本に前工程を投資するでしょう。(ソニーは勿論大歓迎、車載半導体不足に苦しむ日本の自動車産業にとっても、ありがたい話です。デンソーも出資し、12/16ナノも生産するということで、300mmウエハ換算で4万5千枚から5万5千枚にするということです)

    エルピーダの破綻の原因については、湯之上氏の記事に対し、若林教授のコメントも併せて読むことができてありがたいです。
    当事者として、このままでは危ないと分かっていても、顧客の要求に応えることに注力するあまり、大きな市場の流れに乗り遅れてしまったことも破綻を招いてしまったようです。
    その顧客も大きな市場の流れに取り残されたかもしれません。
    もっと言えば日本全体が世界から取り残され、世界の変化に対し、周回遅れとなっているありさまを、エルピーダの破綻は象徴しているのかもしれません。


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    株式会社アダコテック COO

    設計、プロセス開発、製造、テスト、それぞれの部署が自分たちの思う最善を尽くした結果だったのでは、と思います。個々の能力が高いが故に、そして自走できるがために、局所最適化が進み過ぎてしまったのではないでしょうか。
    ボトムアップで良いものを作る能力は十分にある中で、全体の舵取りが不十分であったという点に尽きるのではないかと思います。
    その時点でどちらに舵を切るべきだったのかは、結果の出た今だから言えることではあります。


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