食品ロスを減らそうとしたら宿泊客から「料理がないぞ!」 朝食ブッフェの“深刻”なジレンマ
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連日、実際にホテル事業者様とまさに記事の中にあるビュッフェの「食品ロス」にどう対応するかを話し合っています。
コロナ禍で確実に各ホテルの稼働率は下がっており、朝食ビュッフェの再開に踏み切れない事業者も少なくありません。再開できたとしても、コスト削減や食品ロス対策の関係で、ギリギリまでロスがでないよう調整されています。
弊社が実施したホテルのSDGs・食品ロス削減に関する調査レポートでも、48%以上がホテルを選ぶ基準に取り組みを考慮しているという結果がでました。利用者側も、ビュッフェを実施して残った料理の行方は気にしている状況です。
1)48%以上がホテルを選ぶ基準に「食品ロス削減・SDGsへの取り組み」を考慮
・その内、61%が様々な取り組みの中でも「食品ロス削減」への取り組みを重視と回答
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000017141.html
それでもホテル側が踏み込んだ対策がし辛いのはなぜなのか。
「余ったら詰めて販売すれば良いのでは」という意見があがることも多いですが、ほとんどのホテルは衛生基準が厳しく「お客様に一度ご提供した料理は、再提供できない」というルールがあり、余った料理の活用も進みづらくなっています。
朝食ビュッフェはホテルによっては、ホテルにおける目玉サービスとして位置づけられている面もあります。
事業者側もどこまで衛生ルールを緩和してこれまでの枠を超えた対策に踏み切るのか、利用者側もどこまで理解した寛容になれるのか。
ビュッフェを実施しながらの食品ロス削減に関しては、双方が歩み寄りつつ、今までの枠を超えた施策が必要になってくると思います。余ったお料理、お弁当にして従業員に売るなどの工夫をされてるんですね。近隣の住民や会社員に夕飯テイクアウトとして予約販売するのはいかがでしょうか…喉から手が出るほど夕飯を求めてるターゲット層が案外近くにいるかと思います。
なかなか手が回せてませんが、アプローチしてみたいと常々思っているテイクアウトサービス責任者です…