電機敗北のトラウマが見せる「ソニーが自動車会社に」幻想
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この記事の中で抜け落ちている視点は、ハードウェアとしてのクルマを作る事業が確実にもうからないものになり下がるということ。これは自動運転の普及を前提としての話だが。
自分をはじめとして大多数の人は、やりたくもない車の運転から解放してくれる自動運転はまさに福音。普及価格帯に下りてくれば間違いなく飛びつくが、その後に問題になるのは「運転しない移動時間中をどう過ごすか」。車内をワーキングスペースかエンタメスペースにするのが解だが、その視点では消費者から既存の完成車メーカーは絶対に選ばれない。そんな事業を持ってないから。
つまり、自分で運転しないとなった瞬間に、クルマ選びの基準はガラ変する。その結果、既存の完成車事業は所有自体がステータスになるような高級車ブランドを除いて全てコモディティ化する。どこのクルマでもいいのだ。アウトドア用とか荷物がたくさん積めるという程度のスペックさえ満たせば、あとは価格勝負でしかない。
いずれそういう時代が来るのは明らかで、そうなったときに儲かるのはどういう事業形態か、ということを考えると、各社の戦略が見えてくるだろう。
注目のコメント
良記事ですね
ファクトがキレイにまとめられてます
マグナシュタイアへの製造委託は新興EVメーカーで良く出てくるので、ご存知の方も多いと思いますが
昔から年産20万台規模の会社です
生産がメインじゃ無いので
当然ながら製造コストも安くない
だから、水平分業でマグナに作ってもらえばいい、と言う理論は破綻してる、と言うかそう言う方は何もわかってない
良いリトマス試験紙になります
ワンチャンあるとすれば、やはり落ち目の自動車メーカー工場に委託ですけどね
そんなのはそうそう無い
テスラは工場を居抜きでゲットしたのは大きいけど、それでも生産設備も生産方法もガラッと変えて、地獄を味わってます
既存の自動車メーカーよりも垂直統合で
そう言う話なんですよ
つまりは新興メーカーがアドバンテージ取れるケースは皆無
自動車メーカーなんて参入障壁は非常に高い
EVかどうかって話じゃないんです
池田氏の仰る様に、ソニーの立ち位置はシステムインテグレーターでしょう
車体設計製造やエンジン、モーターなどは触らず、センシングや自動運転、インフォテインメントに関してはソニーで完結しますよ、いかがですか？と言う売り込みを既存自動車メーカーにアピールするのが目的です
Apple carも同じ。そこを狙ってる
自前で作るわけないでしょ
ホンハイに委託とかって話も湧きますが、ビジネスになるほどの台数を適切なコストで安定して生産できるまでどれだけ掛かるのか
冷静にファクトだけ集めればこの記事の結論になる
多くのメディアがそうならないのは、何も理解してなくて熱くなってるだけ
ファクトを積み重ねれば子供でもわかる理屈
だからバブルなんですよ
バブルに乗る投機家だけですよ、得するのは無料部分だけでも面白い。
が、パナソニックは家丸ごとという戦略でもない戦略で失敗した。掛け声だけで、個々の製品群がただ優れてるだけでそれらを繋ぐところまでいかなかった。今は多分、元Nestの方を雇ってそこに取り組んでるのだろう。
テスラの件はNUMMI撤退という幸運が味方した、というのもまさにその通りだろう。みんな、この点を無視しすぎてる。指摘する人があまりに少ない。
テスラはまさに時の運が味方したが、その他のEVスタートアップは工場を建てようとして死んでる所が多い。じゃぶじゃぶの国の補助金が出ていた中国では工場から建てられたところもあるが…
ソニーがマグナシュタイアーにおんぶにだっこで事業化はできないでしょうという指摘はまさにその通りなんだろうな。LG×マグナとも組めないかな。組める所があると面白いが。えーと、ワタシがお釈迦様だったら、こんなこと考えちゃいますねぇ
あ、やっぱりﾋﾐﾂ (due to ｼｶﾞﾗﾐ 結構NP読んでらっしゃる方々いらっしゃるようなんです、業界で)
