英BP、ロスネフチ株売却 ロシアから事実上撤退
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西シベリア産の原油は近く(いつかは?)枯渇する(採掘コストが増える)と言われ、東シベリアの開発が急務であり、その為には外資による投融資が必須、と言われていたと記憶しています。
アウタルキーになるにせよ、その場合は市場メカニズムに基かない歪んだ技術開発が行われることになり、経済厚生が悪化することは、ソ連の経験が端的に物語っています。
BPの動きは、外資の撤退の端緒の象徴的な動きになるかもわかりません。今回はさすがに免れませんでしたね。2003年のTNK-BPに始まり、2013年のロスネフチへの売却など、BPのロシア開発の歴史がついに終わります。
風鎮さんコメントにあるように日本の事業者もガッツリロシア石油事業に出資しています。これらの事業にJBIC、JOGMEC、各メガバンクも入っています。
とは言え、HSBCやJPモルガンなど欧米金融機関もたくさん入っていますが、どう扱われるのか。
さらに、ルノー、ステランティス、トヨタ、日産、KIAなどのOEMがロシアに工場を持っています。ルノーはロシア最大の自動車メーカーAvtovazを保有する他、エクスポージャーは一番高そうです。気候変動以上に大きな問題。ロシア政府に多額の資金が供給されている石油大手から手を引くのは企業としても当然のことでしょう。間接的に軍事に関わっていることになる。
一人の暴君のために全ロシアが冷戦前のソ連に逆戻りする。