アマゾンがヘルスケア事業「Amazon Care」開始、1,000兆円市場を狙うGAFAMの動き
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注目のコメント
「2040年に米国だけで11兆8,000億ドル(約1,369兆円)に達する可能性があるヘルスケア市場。この巨大な市場を狙うGAFAMの動きが活発化している。」
ウォルマートもまさにこの分野に注力しています。GAFAMにはない4700以上の店舗網と、コロナ禍で培ってきたEC・金融サービスで顧客接点をガッチリと抑えて、オンラインとオフラインでシームレスにヘルスケア事業を展開していけるのは、圧倒的なウォルマートの強みではないかと思います。この領域は全く儲かる気がしない。色々やってみた事はあるが今だに先が見えず。日本の場合、大手医療機関が学術的には遠隔診療とかやるが、全体としてはやる気なし(私見)私なりに理解してるハードルは、遠隔は地域医療の越境を可能とする為、町医者は乗り気ではない。設備投資に報酬が見合わない。血液検査やX線などの検査が出来ないので儲からない。殆どの診療所は予約受付してない。高齢者は医者とお話したい。お手並み拝見。まぁアメリカは基本自由診療だから(高齢者や低所得者は除く)、富裕層には有効かも。
何度も書いているのですが、ヘルスケアの王道、医薬品産業において、日本の医薬品創出数は、全体で3位、化学合成医薬品に関しては、世界で2位です。
https://www.jpma.or.jp/opir/news/064/09.html
この地盤を活かさない手はないでしょう。
そして、全てGAFAMやシリコンバレーが偉いわけでもなく、医薬品では、ボストンが開発の中心地ですし、医療機器で世界一の売上のメドトロニックの発祥は、ミネソタです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF
実は、ボストンのルート128号には、DEC(Digital Equipment Corporation:ミニコン時代の覇者)などの企業があり、IT産業の中心地でした。しかし、ボストンは忘却の中に沈み、シリコンバレーがIT産業の中心になりました。
https://jp.techcrunch.com/2009/11/02/20091031the-valley-of-my-dreams-why-silicon-valley-left-bostons-route-128-in-the-dust/
しかし、その後、ボストンには、病院や大学を中心としたエコシステムが出来上がり、医薬品や医療機器を生み出す産業が集積されたのです。
https://www.jpma.or.jp/opir/news/059/07.html
https://www.ipa.go.jp/files/000069271.pdf
GAFAMに目を奪われているより、一見地味なところに目を移したらよいと思います。医薬品、医療機器は規制産業であり、日本ではPMDA、アメリカではFDAに承認を得なければなりません。確かに承認を得るのは大変ですが、一旦、承認を得れば、高い利益率のビジネスとなります。