デビットカードは日本のキャッシュレスの切り札になるか?
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J-Debitが普及しないのは、加盟店手数料が決済ごとに必ず50円以上かかるからではないでしょうか?
https://www.joyobank.co.jp/enterpri/jimugorika/debit.html
加盟店手数料 利用金額の2.5%
ただし、利用1回あたりの手数料は、上限金額250円、下限金額50円となります。
注目のコメント
銀行のキャッシュカードが家電量販店などで使えるJ-debitとしてスタートとした当時は、利用できる場所も少なく、QR・コード決済などのスマホ決済登場前だったこともあり、まさに冬の時代でした。
ブランドデビットの登場で、クレジットカードと同じ場所で使えるようになり、尚且つスマホ決済も可能(iDやQuick Payへの登録)になったので、ここからは英国のような伸びに大いに期待したいところです。
※但し、英国の場合でも元々取引件数はデビット>クレジット という状況だったことは日本とは異なるので注意
独自調査では、日常の決済・購買シーンでの利用にデビットカードを使用しているZ世代が増えているという結果も。学生は与信のつくクレジットカードを保有しにくいこともあり、カード会社や銀行のデビット取扱いが増えてきたことで商品としての認知と併せて利用も活性化してきています。銀行口座に紐づくデビットカードは、日本でも2000年代から普及を目指して展開されていますが、利用店舗の幅などの利便性と、少額決済時にキャッシュカードを出す行為が根付かないため、利用は限定されてきたと認識をしています。
そして、少額決済に関して後払いが嫌な人にとっては、銀行口座からチャージして利用するPayPayなどのQR決済も選択肢になります。
キャッシュレス普及の切り札になるためには、超えないといけない高いハードルがありそうです。「03年3月から銀行のキャッシュカードをそのまま決済に利用できる「J-Debit」がスタートしたが」
フランスにもCarte Bleue(CB)というデビットカード規格がありますが、上手いのは同じ2003年にクレジットカード等と同じEMV規格に移行して同じ決済の仕組みに乗っかった事です。
つまりCBはVisaやMasterやAMEXと同様のカード決済ネットワークの一つという扱いで、デビットカードを発行するフランスの銀行はVISAかMasterの国際ネットワークとCBを同じデビットカードに相乗りさせる事を選びました。
ユーザーにとってはカードは一枚、お店にとっても決済端末はクレカ用の端末をそのまま使えます。UXは完全に透過的で、フランスの銀行のデビットカードをフランス国内で使った場合は手数料の安いCBが自動的に使われ、それ以外の組み合わせはVISAやMasterのネットワークで決済されます。
また英国やフランスでは現金の代わりに小切手も一般的でしたが(スーパーのレジで小切手切るんですよ)これも少額決済はデビットカードにほぼ置き換えられました。
そんな事情もあって私がこちらに移住した10年以上前の時点で既にキャッシュレス率は日本より遙かに高かったです。
欧州のキャッシュレスはデビットカードが主流でSuicaやPayPayのようなプリペイドはごくごく一部を除いて死屍類類です。手数料の上限規制もあってカード決済が津々浦々まで普及していており、隣の県の感覚で他国に行ける欧州では国境を越えられない国内独自プリペイドよりVISAやMaster等の国際ネットワークが実用的です。
あとフランスの事情として「有るものが使えればそれで良い」というものぐさ文化。デビットカードは銀行口座を開設するとデフォで使えるので手間暇かけてインストールや口座連携やチャージが必要なプリペイド決済を利用する奇特な人は大変に少ない。
殆どのデビッドカードはスマホ決済に登録出来るのにそれすらせず物理カードをタッチする人が圧倒的多数のものぐさぶり。
日本でもATMから現金を引き出すのと同じカードでタッチ決済出来るデビッドカードは高齢者に最も向いたキャッシュレス決済では。日本のプリペイド文化は無駄に面倒だと思います。