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米露外相会談キャンセル、国務長官「筋が通らない」

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    米国のブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相の会談は、2月24日に予定されていましたが、米国は中止を取り止めました。
     もともと、米国側は、「ロシアがウクライナ侵攻を開始しないならば会談する」という条件をつけていました。
     ロシア側にとっては、この会談の予定は、目くらましの道具に過ぎなかったでしょう。「2月24日に会談の予定があるのだから、それまでロシアは事態を進行させないのではないか」という予断を米国やヨーロッパ諸国、ウクライナが持つかもしれない、そういう油断をさせるための小道具として、会談予定を入れていたに過ぎなかったでしょう。


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    上智大学 総合グローバル学部教授(現代アメリカ政治外交)

    会談は現状では無理。今後、制裁が一つ一つ重くなり、欧州を中心とする国際社会がそれに乗っていくのが次のシナリオ。中国がロシアを助けるかどうかも焦点の一つ。


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    東京大学 公共政策大学院教授

    外相会談、首脳会談がセットされている中で、プーチン大統領はドネツク・ルガンスク両州の独立を認めたわけだから、キャンセルになることは覚悟の上だったんだろう。もう外交で解決するという段階ではないというメッセージ。


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