ソニーモビリティの勝算は? ソニーが「いける」と判断したこれだけの理由
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素朴な疑問
なぜ今までファブレスの自動車メーカーが無かったのでしょうかね?(正確に言えば無いことも無いが。泡沫メーカーや企画なら)
電動化がキーと言う論調をよく拝見しますが、エンジンや主要コンポーネントを買ってくれば昔から可能だったはずですよね。
少し乱暴な言い方すると、GRスープラってBMWのエンジンにシャシーを使ってマグナで作ってるわけで。コレってトヨタじゃなくても出来るって話になりません?
また新参メーカーは先進機能がウリなんで、車体はファブレスの水平分業でイケるって話も成功例は無い。
ご存じのようにテスラは垂直統合です。テスラも先進機能がウリですよね。
そう考えると、ソニーの勝算はもっと違う所にあると思いますけどね。一点気になったのは、ファブレスという概念自体は自動車業界に新しく入ってきたものではないのでは?と思います。
GR86・BRZというスバル・トヨタの共同開発車両は企画生産、広報分野などでスバルとトヨタで棲み分けをしていますし、GRスープラも企画設計はトヨタですが製造はBMWだったり、ランボルギーニなんかもエンジンはアウディ製であったり、そこだけが気になりました。ソニーの自動車製造参入ですが、次の3点から疑問があります。
①顧客の命を預かる覚悟があるか。
例えば、燃料計に不具合があってガス欠(EVなら電欠)するだけで乗員の安全に関わることもあります(砂漠等の過酷地でガス欠等)。それは車体メーカーの所掌だから知りません、なんて言い訳はOEMメーカーとしては通用しません。
②整備・修理や補用品供給などのサービスを長期に渡って関わる覚悟はあるか。
ソニーはしょっちゅうサービスを放り出しますが、自動車では儲からないから撤退しますは、ありえません。それと、安全性に関わることで「仕様です」で逃げることはできません。
③自動車製造は利益率低いけど覚悟はあるか。
利益率10%行く会社は少ない、過当競争の業界です。ある程度電子部品は内製できるとしても車体メーカーを使って利益を出せるのでしょうか。
テスラは、当初車体メーカーを使っていましたが、量産のために結局内製に切り替えました。内製化もイーロン・マスクという異才の推進力でここまで来ましたが、簡単に真似できるものではないと思います。
また、ソニーはデジタルの会社ですが、一方、自動車製造は非デジタルの代表です。デジタルは金太郎飴であり、常に100%の再現性がありますが、非デジタルは常にバラツキます。デジタルの会社が非デジタルに関わるには相当な覚悟が必要だと思います。