【新視点】本当に「決算」を理解していますか?
NewsPicks編集部
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数字(定量)と事業内容(定性)を行き来しながら、事業の経済性の仮説を構築し、決算のたびに検証する。
これが企業分析の醍醐味です。私がアナリストをしていた時を思い出すと、決算資料を見る時は時間の8割くらいをBSでもPLでもCFでもなく、各財務諸表の注記を分析するのに使ってました。マニアックかもしれませんが、数字の裏の真実を求めて。
BS(Balance Sheet)、CFやPLなど財務諸表は様々ありますが、まず最初は、PLの理解が大切ですね。キーポイントは、粗利(Gross Margin/GM)、経費の中でも固定費か売上変動費かだと思います。
同じ業界でも、会社によっては利益が非常に高い場合、例えばコストが安い国で生産しているから粗利がが高かったりと、その会社の戦略が全て数字で表現されています。数字が理解できると、ビジネスがもっと面白くなります。
同じ業界で転職をする場合も、PLを理解できていると、企業ごとの違いが理解できて、コストの効率化&削減のポイントも見えてきます。財務諸表に限らずですが、数字を制覇することは、仕事の幅が広がり、可能性へ繋がりますね。