フィジカルインターネットとは?課題だらけの国内物流を「超・効率化」する仕組みとは
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連載させていただいている、第4次産業革命のビジネス実務論 第60作が公開されました。
来月からは5年目に突入します。
ビジネス+ITに連載させていただいている
第4次産業革命のビジネス実務論に
フィジカルインターネットとは?課題だらけの国内物流を「超・効率化」する仕組みとは
寄稿しました。
日本の総人口が2011年からゆるやかな減少に転じる一方で、国内の物流需要は増加し続けています。
インターネット通販の普及に加え、2020年からは新型コロナの影響で通販利用に拍車がかかり、「物流クライシス」と言われほど物流需要は高まっています。
こうした中、物流会社は深刻なドライバー不足に陥っているほか、輸配送ロットサイズの縮小や時間指定配達の増加により、トラックの積載率も減少しています。
今回は、こうした状況を打開する手段の1つとして注目を集めている「フィジカルインターネット」について解説しました。今日のNewsPicksの特集「SFが未来をつくる」的な思考だと思うのですが,以前書いたコメントを以下に示します.
https://newspicks.com/news/3364623?ref=user_2112738フィジカルインターネット、共配の仕組みは前からあるけど、 中小企業向けの小口が多い印象。
大企業は、時間などの融通が効く自社物流が多い一方で、片道しか荷物を持っていないことも多いし、閑散期には車両が余ってしまうこともあるので、そういうのを有効活用していこうというところでしょうか。
ただ、気になるのは荷姿を統一することで、その中身の実質積載率はずいぶん落ちそうということ。
食品しか知りませんが、輸入品と比べて日本製品の梱包はまったく隙間がありません。さらに、パレットを使わないばら積みで極限まで積載率を上げているトラックもあります。
この取り組みは賛成ですし、今後確実に増えていくと思いますが、ソリューションありきで進めるとこれまでの現場の努力を無駄にする恐れもありますね。自戒を込めて。